彼女が風呂から戻って来て、私は自室で勉強をすると言うと、機嫌を損ねるそぶりをしたので彼女の部屋で寝ていた。途中で起きて、自室に戻って勉強を試みたものの、眠気に勝てずに彼女の部屋で寝た。
アラームを2時30分から4時ごろまでかけていたのだが、目を覚ました記憶が無い。7時40分頃に起床した。彼女がまだ家にいたので、早く仕事に行きなさいと言いつつ体を起こし、キッチンに向かい、ソーセージと卵三個を焼いて食べた。コーヒーを飲みつつ、8時15分に着替えてランニングを敢行した。
32分、市街地を蛇行しつつ自宅に戻り、シャワーを浴びて洗濯物を干した。週に一回くらいは走っている。それだけでも徐々に体重が落ちている実感がある。代謝が上がっている感じはしないし、思い込みに過ぎないのかもしれない。なかなか宅建の勉強をする気にもならないし、明日はどうやら偉い人と面談をしなければならないので、髪を切りに行こうと思っている。その前に、日記を書き始めた。
途中で便意に襲われてトイレに行くと、大量の便が出たので彼女に報告しようかと思ったが、スマホを持ち込んでいなかったので諦めた。おそらく先日のエノキを大量に食べたせいだろうと思い振り返ると、あまりにもエノキだったのでかえって気持ちが悪かった。ちゃんと流れた。
乾燥機に行かなければならない。髪を切りに行かなければならない。宅建の勉強をしなければならない。2時間時間を作って、過去問を一度解かなければならない。全て、今日中に出来そうだ。10時。
洗濯物の中身を取り出して、乾燥機に向かった。床屋は現金しか使えないので、電子マネーの使えるコインランドリーに行ったのだが、カードは使えず、Suicaの残高も足りず、結局現金400円を使った。そのまま一度床屋に行ったものの、そこそこ並んでいたので宅建のテキストを取りに家に帰り、また床屋に戻った。私の前に3人いたのだが、入った瞬間に2人案内され、店員は三人いるのですぐに自分の番が回ってきた。
適当な髪形を冊子から選んで指定した。つい不愛想になってしまうのでコミュニケーションが取れない。宅建の事を考えていた。そうして全てが終わった頃に見上げるとかなり短くなっていた。こんなに短い髪形を指定したっけなと思いつつ、面倒くさいのでそのまま退店した。途中でスーパーにより、飲み物を買うつもりが鍋の具材や鍋の素を大量に買い込んでしまい、飲み物は一切買わなかった。
乾燥機の洗濯ものを回収して、自宅に戻ったのが12時頃だったと思う。彼女が帰ってくる前に辺の用意を全て済ませて、空いている鍋で醤油とんこつラーメンをゆでて食べた。キャベツともやしを同時にゆでて野菜を乗せると、にんにくを抜いた次郎系のように見えなくもない。
それから宅建のやる気が沸くまで寝るつもりが16時になっていた。とりあえず鍋に火をかけてコーヒーを飲み、彼女の帰りを待っていた。以前宅建のやる気はわかない。スマホを開いた瞬間にアシスタントが表示されるようになってから、意味もなくスマホを操作する事が無くなった。逆に言えば、スマホを開いてから何もせずに閉じる事が増えた。ニュースや音楽に逃げてしまいそうになるが、余計な言葉を耳に入れるのは、覚えたい知識を覚えにくくする原因になる。スマホ、音楽、文字、音声、全てを自分の外に追いやって宅建だけを頭に入れれば、多少時間が少なくともどうにかなると思っている。
彼女が帰宅したのは18時30分ごろであった。彼女の祖父に、車のクラッチが悪くなったというのを伝えるように4週間近く再三言い続けてきて、ようやく打ち明けたようだ。ディーラーで点検するのが無料だからすぐに持っていけときつく言われたようだ。私が、車というのはそういうものだというと、祖父も同じことを言っていたというので苦笑した。
鍋は練り物を多く入れたちゃんこ鍋だった。スープが魚介や豚骨、鶏ガラなどの動物の出汁を使用しているので、練り物が際立って上手くなる。最近は野菜も肉も高く、練り物がかえって安く感じるようになった。また、280円もするさつま揚げは、今までは同じ値段で買える肉を入れていたところだが、思い切って買ってみると予想以上に大量に入っていた。肉より脂質とカロリーが低く、たんぱく質やカルシウム、鉄分も豊富に含まれていて、和食を好む私にとって盲点であった。和食が好きとはいっても漬物が嫌いなので言い切れないところではある。
仮眠を試みたが彼女と些細なことで喧嘩をして出来なかった。シャワーを浴びようかと思っていたが、この短髪をジェルワックスで立ち上がらせることが出来るか不安だったので、浴びずに出勤した。明日退勤後に、地区支配人と総支配人と面談があるので、さすがに髪を切る必要があった。コーヒーは飲めないのでモンスターを購入した。
ビルコンの仕事は全着している方が楽なのだが、まだ10件近くチェックインが残っていた。案外初めの方にチェックインが終わってしまったので、楽に仕事を進めることが出来た。