日記を途中まで書いて、彼女と対多の話をして、また日記を書いていた。いつの間にか日を跨いでしまった。彼女はタバコを吸ってから、風呂に入るので応援してほしいと言うので風呂場まで連れてった。日記を書き終えたので少し仮眠する。0時13分。
仮眠という程の短い睡眠でもなかった。次に起床したのは10時過ぎであった。彼女が出勤した時の記憶がうっすらと残っている。私としては、10時に起きれただけでも良い方であった。最近は寝不足で15時ごろに起床する事も珍しくないからだ。
11時頃までスマホをいじって時間をつぶした。そういえば、先日家に帰ってきてから風呂に入っていない。今も風呂に入りたくはないが、とりあえず入浴というタスクを終わらせたい。11時頃に風呂に入り、11時30分ごろ、風呂から出てスイッチをやり始めた。
最近までゼルダに熱中し過ぎて何も考えたくなかった。強力な防具も手に入れたし、強い敵も遊びながら倒せるようになった。最早やりこみ要素くらいしか残っていないが、彼女がストーリーをかなり進めて、賢者を全員呼び出せるようになったというので試してみることにした。
だらだらと監視砦でちいさなクエストをこなしていると、南東の漁村を救うというクエストがあり、それをちまちまと進めていた。案外時間がかかり、12時で終わらせるつもりだったが13時50分までかかってしまった。そこから仮眠をして、16時ごろに起床すると、対多を開いて時間つぶしをした。それでも退屈だったので、ポッドキャストで、NHKのラジオを聞いていた。
大体いつも17時30分頃に彼女が帰ってくるので、てっきり今日もその時間位に帰ってくると思い、ご飯を作る為にキッチンにいた。なかなか連絡が来ないので残業かと思ったが、そういえば、今日は服を買いに行ってから帰ってくると言っていた。完全に忘れていた。残りの退屈な時間も対多や動画を視聴して、18時過ぎにようやく彼女から電話がかかって来た。
どうやらこれから宇都宮に服を買いに行くらしい。まだ30分はかかりそうだ。電話が終わった後に洗濯機を回してまた時間を潰し、18時30分頃にまた電話がかかって来た。彼女が帰ってくる頃にそばをゆでて、豆腐をレンジで温めた。豆腐をレンジから出すのを忘れ、そばと、ナゲットと先日の唐揚げと、彼女が作ったいちごとチーズのサラダを食べた。果実とモッツアレラチーズのサラダが意外にうまい。あまり食べない味なので新鮮だ。
そばは500円くらいのものだったが、一人前100円で売っていたそばの方が美味かったかもしれない。500円の方は値段相応と言った味だが、100円の方は無理して粗挽きのような食感になっていたのが良かったのかもしれない。また安い方のそばを食べたい。食べ終えた後は彼女が先日作ったティラミスを食べた。タルトのようにしたいと言う事で、底に粉々にしたビスケットと溶かしバターを入れたらしく、それが固まりすぎて皿から離れなかった。皿に乗ったティラミスを包丁で切り分けていたので、切れ味が落ちると指摘した。
味の方はかなりうまい。前回作ったときよりも乳臭くないし卵臭くない。新しい卵を使ったからだろうか。であれば、前回の卵は古かったと言う事になる。製菓用に良い卵を使うことを提案したが、特段良い卵で作ったわけでもない。ゼラチンを使用していないが全く問題なく固まった。
全部は食べきれなかったので、半分を残して冷蔵庫に入れた。相当寝たはずだが眠い。やる気が全く沸かない。何もしたくない。友人からバスケをやらないかと誘われているが、3年くらいひきこもるからやらないと言った。母親からのLINEを無視していたが、祖母がもう家から出れないくらい衰弱しているというので電話をした。
久しぶりに電話をしたのでかなり話し込んだ。私は母親の相続を放棄するつもりだというと薄情な奴だと言った。薄情なのか?どの墓石の下にいようと変わらないだろう。海に撒いてやると言ったら、最近は環境問題で駄目らしいよと言ってきた。樹木葬と言おうと思ったら母も樹木葬の話をした。
結局のところ死生観の違いなのだ。祖母には世話になった。好きな墓石の下に埋まればいい。だが母親には恨みもあるし、母親の死後どうなろうと知ったことではない。遺骨をリングにでも詰めるか?そんなもの、形見のようなものだ。どんなに集めようと、思い出の博物館でしかない。私はそんな人生を望んでいない。
喪服の話もした。私は喪服を持っていないので、買いに行くのに金を溜めなければならない。母親は荒れ地の魔女のような体系なので着れる服が無いと言っていた。葬式は嫌いだ。一度だけ行ったことはあるがお焚き上げのようなものだ。私の思い出に、どこからともなくやって来た坊主が我が物顔で死人を弔い、皆がそれを普通だと思っている。異常な俗習だ。早く廃れてしまえばいい。嫌儲なので、葬式が結婚式のようにビジネスになっているのも腹立たしい。
私はこの死生観をスタンダードだと思っている。それこそが普通でないとしたら、新しい宗教でも開くしかない。極端な話だが、宗教というと怪しいので、死生観というテーマでまとめたい。臓器提供のように形にして意思を持ち歩きたい。ドッグタグを作ろうと思っていた時もあった。思想そのものを書かないと伝わらないだろう。
出勤するまでの30分程を彼女の部屋で過ごした。暖房が暑くて頭が回らない。言い訳に過ぎないが、勉強を全くやらなかった。配達物が届き、少し経ってから思い出した。行政書士のテキストを今日届くように手配したのだ。すっかり忘れていた。前段階のFP3級を先に勉強しなければならないが、入門書くらいは読んでおきたい。
21時30分に出勤した。彼女からもらった京セラのボールペンを携えて。使うのが楽しみで仕方が無い。引継ぎでは面倒くさい仕事を全部で4件も受けることになった。憂鬱だが淡々と、ビルコンと並行で進めていた。幸い全着も早かったので、難なくビルコンを進められた。