じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240102

1/2 日付が変わったので、2日の日記(まだ午前6時だが)を書くことができるようになった。4日かけて読もうと思っていた人間失格を、仕事中も読んだ為に日で読み終わってしまった。残りの2日間をどうしようかと思案するも、丁度読み終えた福沢諭吉の「人生の楽時」から引用して「・・・人には何か楽しむ所のものなかるべからず。旅行を好むものあり、閑居を貪る者あり、遊芸を嗜む者あり、書画骨董を悦ぶ者あり。・・・」の「閑居を貪る者」こそ私の本心から切に願う理想の有り方で、それをよしとしないのは社会か、隣人か、彼女か、「自ら死する事勿れ」と戒めた私自身によるものか。何れにしても、365分の2とは、1日で言う7.9分程度のものらしく、損した気持ちには中々なれないのである。人間失格の中で「罪と罰」という言葉が出てくる。彼女が椎名林檎の曲名の元になったという理由でドストエフスキーの本を買ってきて、難しいからと床に転がしておいているが、調べてみたら原文は「悪文」らしく、確かに難しそうだと思う。すごいと言う人もいれば、現代に到っては基礎となった人物だと控え目な評価をする人もいる。まあ読んでもいない本の話がしたかった訳ではなく、罪の対義語とは何なのか、作中では分からないのだが、同義語(シノニム)と対義語(アント)を当てるゲームが出てきて、それがまあ面白い。まるで小説家になったような気持ちになれるから、私小説は面白いのかもしれない。もっと読んだ本を理解し、いつかは書けるようになりたいとも思っている。人の評価はどうあれど、自分の分を自分で面白いと思えるくらいに書けるのならそれで十分なのだ。