日記風

日記風日記。悪文を直したい。

20240803

 1時ごろに目を覚まして、脱水になっている気がした。水道水を飲む気にならず、かといってジュースを飲むと太りそうな気がして、曖昧な心持でドラッグストアに向かった。ドラッグストアに着いてすぐ、蕎麦のコーナーでそばを作る気満々で選び、結局買わないでアクエリアス2Lを買った。

 食事をする気が失せていた。作るのにも時間がかかるし、食べるのにも時間がかかる。消化をするのにもエネルギーを消費しそうで、とにかく何にもしたくない。きまぐれでアリナミンV&Vを3本も購入した。推しの子とコラボをしているからだ。

 LINEから、キャンペーンに応募した。有馬かなの壁紙がダウンロード出来た。タオルと水筒を応募したが、当選するとは全く思っていない。車の中で、一本開けて飲む。アルコールの入っていない、煮詰めたビールのような味と香りがした。リポビタンDやモンスターをよく飲むのだが、アリナミンにはあまり糖分が入っていないのだろう。

 すかさずアクエリアスを飲んで流し込んだがビールの臭いは消えなかった。家に帰ろうかと思って、途中で何故か神社に行こうと思い立った。神社に着いた時刻は3時40分頃だったと思う。夜に参拝するのは良いことではないと聞いたことがある。別にそんなことは、どうだってよかった。私にとってはこの時間が昼のようなものだ。

 周りに人がいない時の方が、お辞儀とか、礼儀というのを尽くすことが出来る気がした。礼装ではないが、神仏を拝む時、私は私の思う礼儀を尽くしている。客観的に自分を見て、自分の中の敬うという精神がどのようなものなのかを観察していた。

 暗い参道を、やけに眩しい電燈が照らしている。監視カメラでもついていそうだ。鳥居をくぐり、コロナで柄杓のなくなった手水舎で手をすすいだ。すすぐ作法だって、きっと近代に出来た作法なのだろう。伊勢神宮がニ礼二拍手一礼でないのと同じだ。たまたま財布を持ってきていなかったのもあり、神社の礼拝堂の前でニ礼二拍手一礼をしなかった。何だか、隣の建物からずっと、小石を落とすような音が聞こえている。防犯なのか、人がいるのか分からないが、この深夜にずっと、木の床に、石を落とすような音が響いている。それも間隔が狭いので、人為的に行われているのは間違いない。

 超常現象を信じない私でも、現実として、その小石を落とす音を聞き続けていると不思議な気持ちになった。当初は、何か不吉な事を予感させているのかもしれない、神仏に嫌われているのかもしれないと思っていた。少し離れてからスマホで検索すると、初めに目に入って来たのは、歓迎されているサインだという記事だった。これが逆のサインだったら私の気分も最悪だったが、なんだかいいことをしたような気分で帰ることが出来た。出口の鳥居をくぐる頃には外が明るくなり始めていた。それでも人の顔が見えないくらいには暗い。そんな中、ストレッチをしているシルエットが鳥居の向こうに見えたので、不気味過ぎて、帰り道を迂回した。鳥居をくぐる際に深々と頭を下げる、私の方が、向こうからしたら不気味だっただろうに。

 駐車場に戻り、自宅に向かっている途中で歌いたくなった。カラオケは深夜で高いだろうし、たぶん5時閉店だ。家で歌えば近所迷惑、最も適しているのは、車の中である。近くの公園に車を停めて、久し振りに熱唱した。

 4時30分時ごろに歌い始めたと思う。6時頃に場所を変えてまた歌い始めた。動画を見ている時間もあったので定かではないが、4時間くらい歌っていたようだ。カラオケと違って動画は生演奏だし、本家の歌声を聴くことが出来る。ある意味でカラオケよりも練習になる。歌いながら、やはり私は歌が上手いなと思った。上達する速度もまずまずだし、到達できそうな目標に向かって着実にうまくなっている。一番驚いたのは、米津玄師の地球儀を歌ってみた時だ。米津玄師は私の十八番というか、音程と声質が最も得意な歌手であった。6年以上前から歌っている。カラオケに行き始めたころから歌っている。

 地球儀を歌っている自分の声を聴いていた。歌詞を全く意識しなくても、心がこもっているように聞こえる。全く感情を乗せていないのに、情熱的に聞こえてしまう、自分の歌の才能に畏怖していた。もしかしたらピアノも、上手いだけで感情的に聴こえたりするのだろうか、などと思っていた。

 帰宅して寝る準備をしたが、中々寝付けない。仕方なくまた推しの子の動画を見漁っていた。彼女は11時から魚市場に行くらしい。刺身が旨くて量が多くて安い。私は行ったことが無い。彼女の家族が先週も行っていて、今週も行くというので彼女がついて行ったのだ。11時ごろに彼女から電話がかかって来て、何を食べるか聞かれたのでかつおと答えた。他の候補はまぐろとさわらとサーモンであった。

 かつおの旬について調べた。初鰹は5月頃、戻り鰹は8月から10月頃らしい。今年はまだ旬ではないらしい。脂乗りが初鰹と戻り鰹の中間の味らしい。まぐろとさわらとサーモンは旬が冬らしいので、良い選択だったと思う。

 彼女が帰ってくるまでに、チキンラーメンを食べていた。食べ終えた後に食欲が有り余っていて、そうめんを3束もゆでて汁に追加した。圧倒的に汁が足りない。というか茹ですぎた。大体2束で満腹になるのに、久し振りに茹でたので感覚がおかしくなっていたようだ。ほとんど残して冷蔵庫に入れた。彼女が帰って来て、かつおを持ってきてくれた。

 市場の人には生姜が合うと言われたらしい。幸い生姜が冷蔵庫にあったので、大量にすりおろして食べた。腹の方と、背の方の両方の身が乗っていた。腹の方を先に食べたので、背の方があっさりしすぎているように感じたが美味かった。余っているそうめんを少し食べて、視聴していた推しの子の公式が出している朗読の動画の続きを聴いた。

 彼女は後で勉強をすると言っていたのだが、私が視聴を終えたころには寝てしまっていた。自室に戻って何とか眠りについた。14時を過ぎていた。

 20時30分のアラームで一度目を覚ましたが、体が重すぎて起き上がれなかった。21時のアラームでようやく体を起こして風呂に入った。6時間以上眠るようになってから、体を起こすのがだるくなってきた。日中に体を動かさないからかもしれない。急いで風呂に入って、歯を磨きながら、脱水になっているような感覚がしていた。

 水道水を少し飲んでから出勤した。今日の相方は夜勤の長い先輩で、私がコロナの時に8連勤してくれた人であった。久しぶりに会うので、謝罪をする準備をしていた。駐車場は空いていて、ホテルの近くに車を停めたので、降りる時に相方と鉢合わせた。不意を突かれたので一言目で言えなかった。

 ホテルに着いてから謝罪と感謝をした。休み明けは調子が悪い。ダラダラと仕事をしていたら、相方に私の休日中の話を聞かれた。コロナ療養中の話を少しした。疑っているわけではないだろうが、何故聞くのだろうと思ったら、どうやら相方は調子が悪いらしい。熱を測ったら、37.5度であった。

 相方は微熱だと言うが、そうしたら熱というのは大体が微熱になってしまう。真っ先にコロナを疑った。喉も痛いというし、もし相方が休むとなると、代わりに出れそうな人がいないので心配であった。そんな心配とは裏腹に、私はAmazonで、刺身の返礼品についてずっと調べていた。仕事もそっちのけで調べていた。