毎日日記

日記。私しかわからない。あとお題。

20240818

 起床をした時、携帯の電源が落ちていて驚いた。パソコンも、電源つけっぱで充電をしていない。寝坊していないか焦ったが、まだ5時30分で安心した。6時に出発して、7時30分に黒磯に着いた後、那須塩原で一度降りて宇都宮駅に向かって合流した後、黒磯に向かうつもりであった。

 支度自体は6時で間に合ったのだが、日記を書いていないので、何とかして書かなければならない。車の中で書けたら書いて、無理なら、黒磯に一度車で行くのは諦めようと思った。宇都宮で合流して、黒磯に向かってまた戻って来るのは面倒くさいが仕方が無い。車に乗ってパソコンを起動したが、とてもじゃないが日記なんか書けず、直接行くプランに変更した。

 宇都宮は駐車場代が高いし、隣駅に行こうと思った。隣駅前の駐車場は24h200円という破格の値段設定であった。その割には空いているように思う。彼女と合流する2時間以上前に出発して、隣駅に向かう途中、6時30分から販売しているという弁当屋が目に入った。入ってみると、弁当はメインの商品ではなく、野菜などを販売している店であった。少しがっかりしたが、入った手前帰るのも申し訳なく、悩んでカツ丼を食べた。カツ丼はあまりに美味しかった。550円は安くはないが、1000円出して食べても良い。某カツ丼チェーンと並べても美味い。私がバカ舌なのか、私にはわからない。

 カツ丼を食べた後、隣駅の近くのコンビニに車を停めて日記を書いた。何時に書き始めたのか忘れたが、そこそこペースは良い。それもそうか、一時間5000文字書けたのだから、2日分と少し書けるのがむしろ正常なのだった。今日は本当に楽しみだ。天候が悪いのだけが気がかりだが。7時57分。

 日記を書き終えて、止めていたコンビニ内で歯を磨いて、ゴミを捨ててからリポビタンDを買おうと思った。歯を磨く前に買えばよかったと後悔しつつ値段を見ると180円を超えており、高すぎて買うのをためらった。結局安い方のチオビタを買った。それでも160円もしたので、100円未満で買えるイメージが崩れてしまった。

 駐車場に車を停めに行った。土日は24時間で200円と書かれたコインパーキングに駐車し、車の中の荷物を少し片づけた。ウエストポーチがダサすぎて、着けていくかをギリギリまで悩んだ。今日は必ず雨が降るだろうし、折り畳み傘か普通の傘は絶対に持っていきたい。ズボンがタイトで、財布や鍵すら入れたくない。折り畳み傘なんてもってのほかだ。しかし傘であれば、持っていてもダサいと言う事は無いだろう。やや取り回しが不便なのは仕方が無い。たまたま乗せていた傘が80cmの大型のもので、二人で入るには申し分ない大きさであった。

 結局電車のギリギリの8時35分頃まで粘り、ウエストポーチの写真を彼女に送ってまで考えたが、そもそも折り畳み傘が入らなかったので傘を持って向かった。バッグについて考えすぎて鬱になりそうであった。何を持っていてもダサい。スタイリッシュなバッグとしてクラッチバッグが思いつくが、片手がふさがれば彼女と手をつないでいる時に不便なので論外だ。

 隣駅から宇都宮駅に着き、彼女を待っていた。少し早めについた。県庁所在地にしては狭いホームだと思う。待合室は那須塩原駅の方が広い気すらするし、何より暑かった。汗だくで彼女と会いたくはない。その上、彼女はどうやら遅れてくるようで、暑さを避けるために、売店のクーラーの下で時間を潰した。あたかもお土産を買おうとしているようなそぶりをして待っていた。

 彼女がホームに着いて、駅の構内で待ち合わせた。普段のように、馴れ馴れしく接しないように努めた。わざわざ待ち合わせたのは、私の態度が馴れ馴れしくて幼稚過ぎるからだ。始めの方は普通だったのだが、いつの間にかやめられなくなっていた。それは彼女も同じで、一緒に住んで2年以上になるというのも要因だと思う。

 宇都宮駅から黒磯まで、電車で1時間程度、思ったよりも車酔いが起こりやすい日のようだ。到着して、まず左手の図書館に入った。大して期待していなかったものの、あまりにも高いクオリティに、今日一の観光場所になるのではないかとすら思った。自分の地元の図書館も結構恵まれていると思っていたが、流石に黒磯の方が優れている。

 すぐ近くのカフェの隣のパン屋に行き、彼女とパンを選んだ。私はクロワッサンを、彼女はスコーンを買った。本当は他のパンも買いたかったが、これから行くchusという店のご飯を食べるので控えめにした。購入したパンは、隣のカフェで食べることが出来る。私はアイスラテ、彼女はホットのシナモンのかかったラテを注文した。カウンターが面白く、目の前にソーサーが積んであるのが衝撃的だった。カウンターキッチンの家に住んでいたころを思い出した。

 駅からchusまではそこそこ距離がある。間違えて北側に進んでしまい余計な時間を浪費した。たまたま目に入った黒磯の神社に向かって歩いてしまったからだ。境内がにんにくの匂いが充満しており、神主が食べたのかと笑っていた。神職者は五葷を食べても良いのだろうか。神社の本殿の写真を横から取るのが好きで、ここの神社は珍しい石造りであったので興奮した。

 chusまで10分ほど歩いたが、かなり暑く、彼女の日傘が小さかったので、私の傘を差して歩いた。電柱と壁の隙間をくぐれずに何度も傘が挟まれていた。自販機で水を買おうと思ったらほとんどが売り切れで、ファンケルとアサヒのスポーツドリンクだけが売れ残っていた。幸いそのドリンクは結構好きなので、買って飲みながらchusに向かった。

 chusの開店時間を確認していなかったが、表の売店は営業していて、レストランが11時30分から開店であった。売店を眺め、トイレで携帯を見たら圏外になっていることに気が付いた。試しにchusのWi-Fiに接続をしたら、物凄い速く、彼女にも接続するように促した。トイレのハンドソープが物凄いいい匂いだった。どうやら販売しているオーガニックのハンドソープらしい。

 そうこうしているうちに開店時間に近づいており、ウェイティングも2組いたのでボードに書いた。メニューを決めて、再度売店を見ている間に開店し、席に案内された。座ってすぐ、呼び鈴を押して注文した。私はオムライス、彼女はカレーライスである。

 オムライスはデミグラスソースが酸味がメインの味で、かなり味わって食べたものの、味の奥深さを理解できなかった。今思えば、酸味系の味はどうにもわからず、コーヒーを勉強していた時もそれが理由で挫折したのを思い出した。対照的に、彼女のカレーはグリーンカレープラウンマサラを合わせたような味であった。彼女のカレーも味わって食べたものの、これがもし本当に無印良品のカレーを混ぜたものであったとして、指摘できるかと言われたらかなり難しい。レトルト特有の、味のようなものが、たぶんあると思う。本当に曖昧な感覚しか思い出せない。

 最後に注文したかき氷を一緒に食べた。プラムのかき氷に、桃のシロップがかかっていた。ほぼ桃の味がして、上に乗っているマスカルポーネのようなチーズが美味しかった。マスカルポーネなど、数年食べていないのでこれも曖昧である。ティラミスを食べる時に食べているかもしれない。

 退店する前に売店を物色し、いつも、ここの商品は買えないんだよなと思いながら退店した。生活をよりよくしようとする商品は、見栄を張る為の服やアクセサリー、バッグとは根本的に違うので、見栄っ張りな私には手が出づらいのだろう。それを自覚するとなおさら、見栄を張れる商品を買おうという気になった。帰り道も暑く、何とか駅にたどり着いたものの、電車を待てず、図書館で時間を潰してから乗った。

 隣の那須塩原駅から、シャトルバスで那須ガーデンアウトレットに向かった。公共の交通機関では土日に出ている朝7時のバス以外は近くに行けないらしい。帰りのシャトルバスを万が一逃せば、帰るのが相当大変だろうなと思った。どうやら最終は22時ごろまであるようなので無用の心配であった。

 アウトレットで適当に店を物色した。メンズの服よりも、レディースの服の方が面白い。普段は見ないような服も、丹念に物色した。全部の店を巡りたいくらいのモチベーションはあったが、彼女も私も足が疲れていた。彼女の方はサンダルだったのもあり、私が気を使うべきであった。伊達メガネを買って、シャトルバスに乗り、那須塩原駅から隣駅の駐車場まで帰った。

 夕食に何を食べるか、彼女と悩み、彼女が母親の所に荷物を置いて行ったので、取りに行ってから考えることにした。電話をすると、風呂に入っているので先に食べてきてと言われ、普段行くことのない牛たん屋に行くことにした。あまりにも閑散としているので、遅かれ早かれ閉店するのは間違いが無いと思っている。つぶれる前に一度は言っておきたかった。店内に入り、エアコンが直接当たる席に案内され、メニューを見て仰天した。大体が2500円~3000円で、想定以上の値段や、ガラガラの店内、店員のやる気のなさ、全てに驚いていた。金に糸目をつけなければ、という前提でメニューを選び、彼女と私はどちらも、牛タン三種盛りを注文した。

 注文してからレビューを見たが、写真と相当違うメニューもあれば、逆に美味そうなメニューもあった。私達が注文したメニューはそこそこ良いメニューだったと思う。一番人気という言葉にそそのかされて注文したが、やはり松竹梅の梅は不味そうに見えた。ほどなくして来た牛タン三種は、申し分ないクオリティであった。正直、値段帯も、味も、全てがデートの最後にぴったりだった。入ったら高かったという衝撃と真逆の感想に戸惑いつつ、味わって食べた。高い金を払わないと、味わって食べられない自分に少し軽蔑をした。美味いから高いのか、珍しいから高いのか分からないが、上手いと言う事だけは間違いない。

 退店してすぐ、彼女と店員の愚痴を言った。私は退店する直前に既に、最低賃金の時給についてぼやいてしまった。メニューと賃金が釣り合っていないのだ。サービスは酷いが、メニューは普通に美味い。値段が分かっていたら絶対に来なかったと思う。同じ3千円ならもっとマシな使い方が出来ると思う。

 彼女の母親の家に行き、犬と戯れた。警戒されて吠えられるのは、一度や二度ではない。この間はドッグランに一緒に行ったというのに、もう忘れられているらしい。戯れていると、段々と吠えなくなり、帰る頃には名残惜しそうにしていた。疲れすぎて、帰宅してすぐシャワーを浴びて、布団に倒れるようにして寝た。彼女がマッサージをしてくれたことだけ覚えている。