昨日に引き続き、10時間近く寝てしまった。10時半頃に起床して、昼食を食べる約束をしていた友人に電話をかけた。
友人も起きていて、どこに行こうかという話になった。私は前々から行こうと思っていた店の名前を出した。安いところには行きたくないと念を押した。その店は数度行ったことがあり、門構えはしっかりしているが、意外に安いと伝え、半ば強引にその場所を指定した。時間は12時に決まった。
昼食を食べに行くというのに、残り飯にハンバーグの油をかけて、ハンバーグとともに食べた。思えばこのせいで昼食が満腹に感じたのかもしれない。
当初、友人が迎えに来てくれる予定だったのもあり、その店に歩いて向かうことにした。余裕を持って行きたかったので、11時30分までに昨日の日記を書き終わらせた。ここまでの日記も書きたかったのだが、時間がなかった。
歩いて向かいながら、折角なので風景や家々を観察していると、ふと何度も見た道の中に市が管理している土地があった。20平方メートルで、道路に面している。ここに看板を立てて月1万円程度で提供すれば儲かるのではないかなどと考えた。
目的の飲食店へ10分前に到着し、入り口を見ると本日休業と書いてあった。最近は携帯を見ないようにしていたのが返って仇となった。友人にとりあえず連絡をして、帰ろうと思ったがすぐに返信が来て、友人はもう既に隣のセブンイレブンにいるという。確かに車が止まっていたが車の中におらず、店内にもいなかったので、トイレの前で待ち伏せをして驚かせた。
久々に会う友人は灰色のパーカーにカービィがプリントしてあり、この日は私の服はたまたま茶色のワイシャツにサスペンダー姿であったが、部屋着は灰色のパーカーなのでそちらを着てくれば面白かったなと思った。
友人にどこに行くか、藪から棒に尋ねる。友人はいい店があると言って、ナビを設定した。車内で他愛もない話をしながら、さきほど私が看板を立てたいと思った場所を通り、空想を述べると面白そうにしていた。近況について、先日私の友人のジムがマップに出てきた話などをした。
目的地は宇都宮で、どうやらとんかつ、ひやまという店らしい。高いけどいい？と聞かれ、臨時の収入があったので全然いいよと答えた。高い店に入るより、高い店に行く友人を見つけるほうがよっぽど難しいのだ。その友人は私にとってはなかなかに食えないやつだが、論考については一目置いている。
とんかつやはカウンター席がメインのようで、割り箸が席の前においてあるのが新鮮であった。高い店に行きたいと入ったが、高い店に行ったことなど殆どなかった。席に案内され、おすすめされるままにロースを、私の方は大を頼んだ。とんかつより先に3品の先付、その後に岩塩と香の物が来た。ありとあらゆるものが新鮮で、言葉を発するのにも緊張をした。そのせいでやや饒舌に、自分の日記の自慢を始めたところで、とんかつが来た。
もはや言葉を発することなどできないほどうまい。豚肉は脂身の旨さ、身の食感、自分に再現のできない領域のものであった。自分で作れないものには特別の敬意を払う。それは紛れもなく至高のとんかつであった。
デザートにグレープフルーツのシャーベットとコーヒーが来た。平らげて、金銭の支払いについて二言ほど発したが、店外に出るまで、喋ることなど出来なかった。店主はお口に合いましたかと笑顔で聞いたので、友人が答え、次いで私が答えた。
店外に出る。私の習性で、玄関が閉まる直前に美味いと発した。もっていぶって、美味いと言うことを何言か言い合った後、私の分の金を払うためにセブンイレブンに向かった。通常のとんかつは税抜2100円、私の大の方は2500円である。モンスターを買ってお釣りから渡した。
飯を食べて満足していたが、友人にこの後予定あるのと聞くと、無いよと食い気味で答えた。どこか行きますかと伺う必要もなく、安心した。県立図書館に行きたいと言い、ふとLUUPのことを考えていたら友人からLUUPの事を言われ、私も考えていたと言って笑った。
公園に留めてループで行こうと言って向かったが満車であった。バックしながら器用に友人はどこかに電話を掛け、駐車場を確保したと言った。
県庁の地下の駐車場なら図書館を利用すれば2時間無料なので、まずはそこに止めて図書館に向かう。友人は彼女が県庁で表彰をされた時に来たと言っていた。
図書館は休業中であった。また携帯を見ない弊害がここで出た。駐車料金について悩んでいたので、私が受付の人に正直に説明すると、向こうの方からはんこを押してくれた。
ベルモールに行こうと決まり、宇都宮駅からそこまで離れていない民家に車を止め、歩いて駅に向かった。LRTに乗ったことがないので乗ろうという話になったのだ。
LRTは料金を払うのが車内なので、電車と勝手が違うので戸惑った。乗った時に、入り口の脇の上下にICをタッチする場所があり、下が乗る時、上が降りる時にタッチする場所のようだった。ややこしいなという話をした。
車酔いをする私だが、この日は調子が良いのかほとんどしなかった。ベルモールに近いところで降りて、いざベルモールに入ったところで、行き先を決めていなかった。私が書店と無印良品に行きたいと言うと友人は了承し、その後無印がないことに気づき、書店に向かった。書店で本の話になり、ペチャクチャと喋った。友人はあまり読まないので気が大きくなってしまったのだった。本を買ってあげると言って、人間失格と、サンリオのキャラクターの、幸福論の本が欲しいと言うので買った。
帰りにループに乗ろうという話になり、外まで行ってから腹がいたいと言い、戻ってトイレに入った。
近くに乗りたいスクーターがないのであるところまでLRTに乗り、そこからループに乗る。金がもったいないような気もしたが、ループがキャンペーン中で無料だったのでむしろ得であった。宇都宮駅の脇道を進むという予定であったが、一番非現実的な、宇都宮駅のエレベーターに乗って、堂々と構内を突っ切った。
ループを戻そうとして、一度駐める場所を間違え、正しい方に移動して駐車した。そこから歩いて、車に向かう。宗教法人の話になった。非課税なので、もし立ち上げるなら協力すると言った。
家についたのは17時過ぎであった。16時頃に彼女から何時に寝るかLINEで聞かれたので、20時と答えたが既読がついていない。頭痛がひどかったので、取り消して17時と返信した。
横になっていると電話がかかってきた。私が寝るのを嫌がっていたが頭がいたいと言い張って寝ようと努めたが寝れない。彼女は帰宅してすぐ入浴した。
彼女の母から電話がかかってきたようで、どうやら今から来るらしい。なにか荷物を届けに来るようだ。しばらくしてインターホンがなった。恐ろしいほど汚い家なので、玄関が見られるのが確定して絶望した。
服を着ていなかったので、しばらく中で寝ていたが、私が出ないのもどうかと思い、服を着て外に向かう。彼女の母は車を買ったのだった。ミニの黄緑色である。犬を買っていて連れてきていた。しばらく話して解散した。
その後、私が寝ていると彼女も寝に入った。ようやく眠れたところだったが起こされ、なかなか寝付けなかった。
21時15分に起床して準備をして、出勤した。2日も休んでいると感が鈍る。夕食の人に、レジのメニューの変更について2点言われたが、どれも簡単そうだったので安心した。
急いで業務を進め、夕食のメニューも、面倒な仕事も片付けた。
