たった10分程度だが既に仮眠をすることに成功していて、0時にかけたアラームも億劫ではあったが、一度起きて裏口を施錠した。その後、1時30分にアラームを掛けて再度仮眠を試みた。次に起床したのは、1時55分頃であった。1時30分のアラームは煩わしくて起きれなかった。
大浴場の清掃に向かう時には相方も清掃指示書を作り終えていた。大浴場を清掃しながら、仮眠が出来なくなることを怖れていた。2時30分頃に休憩に入り、また仮眠をする前に、動画を視聴していた。ASMRの動画を探すつもりが洋画の切り抜きを視聴していて、全く眠ることが出来なかった。30分、1時間、1時間30分と浪費したところで、4時に朝食のご飯を炊くと言う作業があるので厨房に向かった。
その時点で、今日は寝れなそうだという確信はあった。眠るのを諦めて、マトリックスの映画の切り抜きをひたすら視聴した。正直かなり面白そうで、若い時のキアヌ・リーヴスが出演しているので視聴したい。意外にYouTubeには出回っていないのでもどかしく思いつつ、映画を観るまでとっておこうと思った。
休憩終了を打刻した後、忘れかけていたシフトの入力をして、フロントに立つまで、動画を視聴して時間を浪費した。6時頃にフロントに行くときにはパソコンを持って行かずに、手帳を持って行った。ふと、会社のパソコンで、手帳のあり方について考えている時、handbookという言葉の意味を知りたくなった。手帳に日記を書いたり予定を書いたり思ったことを書いたりしていると、書く場所が足りなくなって困る。文章を書く事で考えを整理すると言うと聞こえはいいが、ただの独り言を文章にしているだけだ。先日もかなりの時間をそれに使ったが、何か進展したかと言えばそんなこともないし、勉強に比べればその前段階に過ぎない。
私の他にも手帳について考えている人がいて、その人も手帳の直訳のようなHandbookという用語について考えていた。その中で、リーガルパッドというものを挙げていた。まさかと思い調べると、アメリカのロースクールで使われていたのでリーガルパッドというらしい。法学を勉強しているので参考にせずにはいられなかった。私は以前は小さい手帳とA5の手帳を二冊持っており、どちらにも同じことを書くのが億劫なので小さい手帳に集約した。その年に日記を書き始めたので、手帳がパンクしてしまい思うように使うことが出来なくなってしまった。
通常のノートの罫線に、左側約3文字分の縦の罫線が入っている。そして、紙が黄色い。文房具店で売っているリーガルパッドはどうやら高いらしく、ダイソーに売っているか調べると、A4のリーガルパッドはあるものの、B6のリーガルパッドは終売しているらしい。
店舗に行けば取り扱っている可能性はなくもない。しかし、もし取り扱っていなかったら、近くにある普通のメモ帳を購入してしまうかもしれない。ホテルには裏紙として使っているメモ紙が豊富にあるし、客室用に黄色いメモ紙があるので、どうせならこちらを使った方がいい。
以前、手帳にこの黄色いメモ帳を挟んでおいた。バッグには、A4のルーズリーフも入っている。先日はこのルーズリーフにスケジュールを記入した。やり方を変えるのには抵抗があったが、思い切ってメモ帳に文章を書いて、それをもとに、スケジュールを書いた。スケジュールは時刻と出来事という簡潔な構成で記入をした。今日の分が書き終わると、明日の分も書ける気がしたので書き、明後日の分の予定も書いた。もっと先のことも書いてみたかったがとりあえず1月1日までで辞めた。
相方はシフトをパソコンに入力していたが、まもなく終わり、先日ほどではないが駄弁っていた。早番の人の腕時計の話をした。早番の人が出勤してきて、相方が引継ぎをしている間も、安いリーガルパッドが無いか探していた。引継ぎが終わるとすぐに朝食を食べに行き、目当てのミートドリアを食べた。あまり量が無かったので普通のご飯も食べた。
先日かなり掃除をしたので部屋に入ると少し違和感があったが、10時頃には寝てしまった。17時ごろに起床して、特段やることもなかったので、掃除の続きをすることにした。机の上に、ネイルやら化粧やら編み物やら裁縫やらの道具を一応は分けて置いてある。まだ整理をしていないし、机の上の整理もしていないので、ちまちまと掃除を始めた。
2時間ほどで、机の上の荷物の整理も終わり、服しか入っていない段ボールとそれ以外の段ボールに分けた。私が手を付けられる所は全て掃除をした。荷物は彼女自身に整理してもらう他ない。彼女は未だに帰ってこないので、連絡をすると電話がかかって来た。もうそろそろ着くと言うので電話をしながらゴミを捨てに行くと、Wi-Fiが途切れてしまって電話が切れた。気にせずに再度捨てに行くと、彼女が車で帰って来た。
私が掃除をしたことを伝えていないので、彼女の荷物を持ってあげて家に入り、何気なく彼女を先に入るように促して、部屋に入ると彼女は仰天していた。たまたま音楽を流していたので、私は照れるのを隠すつもりで踊っていた。とんでもない汚部屋から普通の部屋になっているのだから驚いて当然である。
私はそこまで腹が減っていなかったし、彼女も少し食べてきたようなので、ずっと放置して食べていなかった全粒粉のスパゲティで、ミートボールのパスタを作った。芯が残っているのかと思うような食感がする。一応茹で時間は確認したのだが、これ以上茹でると伸びている芯の残ったパスタになってしまいそうなので妥協した。平らげた後、23時くらいには寝てしまった。