じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240112

 夜勤の合間に喜連川温泉に行くことにした。今は道の駅からこれを書いている。外の風が寒い。ここに来るまでに市営第二喜連川温泉に行った。着く前に少し調べたのだが着替える場所を出たらそのまま露天風呂らしく、固形石鹸のみが置いてあり、髪の毛は洗えない(カランから原泉が出るから)そうだ。もちろん入浴もかねて温泉に入るわけなので、髪の毛が洗えないのは少し痛いが、ただの温泉浴場ではないと見て俄然興味が沸いた。第一の方には以前行ったことがあったが、まさに田舎の温泉という感じで、面白みはなかったが、泉質がアルカリ性でぬめりがあり、栃木県にこんな温泉があったのかと感動した記憶があった。

 第二の方に到着し、入り口に入ると一畳はあろうかという狭い空間に券売機と、今は滅多に見れないこれぞ番台と言ったカウンターが目の前に会った。左が女性、右が男性浴場のようだ。番台の方ではおばさんが「なんていったかなぁ、火事だとかなんとかいってたような…」という具合に話していた。番台が「昨日も家事だって言ってたんだよな」という会話をしながら、入ってきた私の方を見て、口早に「じゃあまた」と言うとおばさんを追い出した。私もそそくさと券売機の中から入浴料とおぼしきボタンだけを探して押す。300円の入浴料払って右に進むと下駄箱が左に並び、右にトイレ、その奥にロッカー、六畳ほどの空間の向こうには露天風呂が広がっていた。硫黄臭はしなかったが、後々見てみると弱アルカリ性で硫黄や過マンガンなんとかが主成分で、肝心の泉質は全然ぬめりもなく、ややきしむような感触だったので少し期待外れではあった。温泉を泉質で選ぶほどの通ではないため、それよりも露天に置かれたケロリンの桶や駄弁る地元民といった風景が新鮮で、観光向けでないことがのちに調べて分かるのだが、僻地の営みを垣間見る事が出来たので満足だった。

 脱衣所にはドライヤーもなかったので、適当に髪の毛を拭いていたら、ドライヤーを持参している人がいて、一定のニーズがあるのなら置けばいいのにと思いつつも、300円という破格の値段であるから文句も言えないなと思った。使いたいなら持ってくればいいのだ。

 道の駅にいるといったが、ここにも喜連川温泉が在って、今までで一番観光客向けの門構えをしている。バッグと一緒にタオルも持ってきた。売店でコーヒーを一杯買って、寒さに凍えながら外の椅子で記事を書いている。中に入ろうかと思う反面、さっきの粗末な公衆浴場で満足していた。楽しみを取っておくか、温かい室内で、アイマスクとイヤホンもあるので仮眠をとることもできるし、車には寝袋も準備してある。このまま車で寝るつもりで来たので選択肢は多い。

現況はこんなところで、近況も少し書いておこうかと思う。朝はホテルのリネンシステムのパソコン9台を2~10階に一個ずつ置いて動作を確かめたり(1時間近くかかった)22時から夕食の方々にモバイルオーダーの操作方法を教えるということになっている。一通りの動作を確認して、9時半ごろに切り上げたら、歯医者が9時半からだったことに今更気づき、謝罪の電話をする羽目になった。説明をするといっても私もマニュアルに書いてあることしかわからないので、担当者という肩書の、システムの不具合の尻拭い役というわけだ。わからないことがあれば日中にITシステム課だとか制作した担当者とかにお伺いのメッセージを送る。面倒な役回りだと思われるだろうが、内心目立ちたがりな部分があるので、自分の得意な分野で仕事を任せられるのはうれしく思っている。問題は、夜勤が終わった後でないとメッセージを送れないことだ。夜中も担当者が居てくれたならどれだけ助かるか。

 日記に書いておくことリストを紙に書いておいたがどこかに紛失してしまった。この先の面倒ごとについて考える予定だったのだが、今日も休息日として羽を伸ばそうと思う。夜勤と日勤の連続だったので、夜勤しかない日は休日のようである。こうして温泉に浸かったり、日記を悠々と書いていられる。本も読み進めたいが、少々面倒臭いので車で寝ようかと思う。

 まだ2000文字まで300文字あるので、たしか今年の抱負なんかを考えようと思っていたはずだ。今年は、毎日日記を書きたい。日記を書くというのは面白い。これで文章力が向上している感覚はまだないが、将来パソコンを使った仕事をする(今もしているが)時に役に立つ日が来るような気がする。これも自分の中の高尚な趣味の一つとなるだろう。本を読みたい。年始の期間にそこそこ近代の文豪の作品を読むことができたが、理解できているかと言われたら難しい。読書感想文というものも書いてみたい。小説を多角的に評価するための知識とは、どのように学習すればいいのだろう。あと、これが本来は主軸にあるべきだろうが、キッチンカーを営業したい。開始まではそこまで遠くないからこそ後回しにしてしまっている部分がある。キッチンカーを営業しながら日記が書けたらなかなか自由な暮らしと言えるのではないだろうか。