じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240503

 0時になってもなかなか指示書を書き始められない。指示を一から確認していたので、いつもよりも時間がかかった。それに、私が見た中で一番指示が難解で多量であった。マネージャーと同じシフトの時は何故かこういう日が多い。何の問題もなければ、0時から書き初め、1時ごろに書き終わるのが常であった。

 この日は、1時になっても、指示書の方に取り掛かれなかったのでかなり焦った。1時20分頃にようやく部屋にマーカーを塗ってエコ清掃やら清掃不要やらを全ての部屋数から減らす作業に入った。出勤一日目にして指示書というのもあり、全容がいまいちつかめず、書き終わるまで1時間半くらいかかって、3時前にようやく休憩に入ることが出来た。マネージャーは、遅番の時間から出勤しているので3時には帰ってしまった。三人いて、1人が研修中の時はナイトの仕事はしないで途中で帰ることが多い。どうやら先日もそうだったらしい。

 休憩中に日記を書けずに寝た。また寝すぎて、休憩を過ぎてしまった。指示書の方の仕事で手がいっぱいで、朝方まで仕事に身が入らない。人数の割に、仕事は少なかった。

 7時30分頃、電話に出ると、英語で「Can you speak English?」とかかって来た。あまり英語の電話に出たことがないので(迷惑電話はたまにかかってくるが)咄嗟に出た英語は「No」だけであった。

 英語が出来ないと言っても、英語で予約の電話を続けてきた。切るわけにもいかず、話を聞いていると少しずつ分かってきた。May30 Check in, June 8 Check out,9 Nights と言っていることが分かった。ここまで分かるのに30分以上かかった。その後、何か英語を喋っていて、Can you send E-mail?というようなことを言っていたような気がした。相手のメールアドレスを、一文字ずつ聞き取るのだが、なかなか聞き取れない。リスニングの授業のように、繰り返し伝えてくれるのだが、MなのかNなのかわからないし、ゆっくり喋っているのだが早すぎる。メールを送る為に、パソコンで少々お待ちくださいという言葉を英訳してPlease waitと言って保留にした。

 メールを送り、保留を解除してなんといってよいのか分からず毎回yeahと言って保留を解除しI send E-mailと言って確認してもらっても届いていないようだ。私の方のメールアドレスを伝えたが、うまく伝わらない。送ってもらったようだが見ても反映されていない。最後にファックスを伝えて、ファックスを送ると言って電話が切れた。しばらくして、また電話がかかって来た。Faxを送ったと言われ、まだ届いていないですと伝えた。少し後に、ファックスが届いた。確認すると、本当に予約内容のファックスであったので驚いた。メールもどうやら本当に届いていた。相手が、日本語のできる友人と電話をつないでくれたが、電話越しの電話はうまく聞き取れず、途中で英語が入るので意思疎通が出来なかった。その後、何とか、予約の確認を何度もして、予約をすることが出来た。相手が物凄い喜びようで、Have a nice day!と言っていたので全く同じことを言って、電話が切れた。

 気づいたら9時30分であった。相方がまだ残っていて、先に帰っていいですよと言っておけばよかったと後悔した。何とか予約は取ることが出来たので安心して、適当に引き継いで帰った。ホテルの夜勤で一番忙しいのではないかという程、指示書を作るのに苦戦して、挙句の果てに言語の壁にぶち当たって二時間も浪費して残業して、叫びながら帰宅した。帰宅して、なかなか眠れずに昼頃まで過ごし、そこから睡眠した。

 18時ごろに起床して、日記を書かなければならないのだが、彼女が構ってほしそうにしていた。コーヒーを飲んで、19時に日記を書くと伝えた。途中で彼女の友人から彼女に電話がかかって来て、出なよとと言っても返信を無視しているからと言って出なかった。返信しないのを、咎められたくないなら電話に出るしかないよと再三言ったのだが、結局出ず、彼女は泣き出した。19時の3分前であった。

 19時になったので、泣いている彼女を横目に日記を書く準備を始めたら、彼女が怒りだした。私はなんと、彼女にわざと泣いているんだろととんでもないことを言った。当然彼女は激怒して、それをなだめた。バッグから、彼女に書いた葉書を取り出した。葉書には、エプロンを作ってくれてありがとうという内容とその他が書かれていた。他人との会話は、私が思っているよりはるかに論理的ではない。論理的に破綻している。私の中での言葉をそのまま相手にぶつけても、会話にはならないのだと2パーセントくらいは理解しているのだが、やはり人と会話をするのは嫌いだ。彼女とは仲直りをして、20時ごろから日記を書き始めた。

 イヤホンもしないで、彼女が話している中で日記を書こうとしたので、30分近く何も書けなかった。しびれを切らしてイヤホンをして、ようやく二日分の日記を書いた。21時15分であった。

 急いで準備をして、出勤した。今日も、私が指示書で昨日の設定の解除と指示とで多量の指示に苛まれることになるであろうと危惧していた。昨日ほどの量ではなく助かった。新しい夕食代の集計の方法をマネージャーから教わり時間をロスした。多店舗で不正があった為に手書きになると言うことであった。私がエクセルで大量の自動計算の書式とマクロを入れたのだが、それがついに役目を終えると思うと、もったいないというより感慨深い気持ちになった。半年以上運用していたのでがっかりはあまりしなかった。元々夜勤で全部やっていたものを、早番や遅番も含めて書くので仕事量自体は減るのだ。さっさと済ませて、黙々と指示を確認した。