じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240329

 0時を回ってから本気を出して、1時に何とか指示書を終わらせた。雑務を終わらせて1時過ぎから本を読んだ。図書館で借りた季語の本である。図鑑のような辞典のような写真付きの本を探し、まあ及第点くらいの本を図書館で見つけて借りた。

 相方が大浴場の清掃をしている間も読んでいた。休憩に入ってからすぐに眠った。

 寝ている間に、来客の音がして向かう。二人のお客様が予約無しで泊まりたいと言ってきた。予約無しで泊まることをウォークインといい、駅の近くでもないこのホテルではかなり珍しい。何よりも清掃指示書を作った後に、ウォークインで来られると、指示書を変更しなければならないのでかなり面倒なのだ。

 たまたま今日の指示書は、うまくはまる場所がなく、妥協して何とか大幅な変更をしないで済む場所を見つけた。はじめに見つけた場所は故障部屋で止まれない部屋だったので、かなり焦っていた。

 2部屋ですかと聞いたら1部屋ですと言われ、たまたま空室であったダブルの部屋を案内した。普段はダブルの部屋を案内しないので、値段を出すのに手間取ってしまった。システムに予約を立てる段階で、シングルの部屋の人数を2人に変更しないと値段がわからないからだ。予約を立てるにも、電話番号と名前がわからないと立てられない。急いで、部屋の鍵と朝食券を準備した。

 案内した後に、後ろで指示書を書き直した。鍵も袋に入れていたのでそれを入れ替えて、指示書の部屋を増やして入れ替える。2枚あるのでそちらも書き換える。表紙の売れた部屋数と人数も変更して、終わった頃に相方が見に来た。あらましを伝えると隣の部屋に戻っていった。

 一段落してまた眠りにつく。中々眠れない中で、あることを思い出した。一部屋とは言っていたが、ダブルとは言っていない。普通はツインの部屋を案内するべきだったのではないか。段々ととんでもないことをしてしまったような気がしたが、誰に咎められることもないし、ツインは無いですかと聞かれたら、無いですと答えれば誰もわからない。

 寝ぼけて男二人をダブルに案内してしまったと彼女にラインした。その後もその事を考えていたらよく寝付けなかった。起床をしたのは休憩終了の三十分後であった。打刻を忘れたのが痛い。

 朝食がオープンするまで季語の本を読んで、オープンしてからは手帳とメモ帳を書いた。手帳を書く時は、日記を書き終わってからと決めていたのだが、日記がまだ出勤前までしか書けていなかった。その後特に書きたいこともなかったので、先に手帳を書いてしまった。

 一日掃除をすると決めていたので、メモ帳の方には掃除と書く予定であった。しかし、本当にそれでいいのだろうか。掃除について考えることから逃げていないか。自分に問いただし、掃除の内訳について、掃除という言葉を使わないで書くことにした。私に今必要なのは、掃除ではなく整理、段ボールの調達、スチールラックの分解など、きれいにする以外のことであった。自分が逃げている事について、追求をするのは精神的にも辛いし発見するのも難しい。普段何気なく生活しているだけでは、気付けないし、あえて見逃している。自分の本当の逃げ道だ。だが、自分の逃げ道を探してみるとそこかしこにあることがわかる。セルフマネジメントをする上で、仕事とは業務以外に、スケジュールを立てるという準備があることに気づいた。私より以前の世代の人間は、勤務時間より前に出社し、その日一日の業務のスケジュールを確認したり、準備をしたりしていた。それが時代の流れに伴って失われていく。私はこれが悪いことだとは思わないが、与えられた仕事をこなすフォロワーシップがうまい日本人には、自主的に仕事をするリーダーシップが無いと言われる所以が、ここにあるのではないかと思っている。

 昨日は、自分のスケジュールを細かく書いたが、全て無視して帰宅直後に睡眠したにも関わらず、やりたかったことの大半を達成した。予定とは立てたことを遂行することが絶対条件ではない。何が必要か、何をするべきかを整理してスケジュールを立てる。それそのものが有意義な行為なのではないかと思った。

 朝方、航空便を出したいと言っていたお客様が、カバーをかけたいと言ってきたので戸惑った。取り扱いもないし、値段もわからない。あたふたしていると、早くに出勤してきた早番さんが取り次いでくれた。結局電話が繋がらないので値段がわからず、営業所に直接行ってもらうことになった。お客様にも早番さんにも申し訳ないことをした。

 彼女に昼間は寝るように言われていたので、10時頃に寝て、16時頃に起床した。彼女が帰ってくるまでに、久々に動画を見ていた。彼女が帰宅してくる頃には動画を見すぎて頭が痛くなっていた。滅多にそんなことははなかったので、見続けていた時は慣れていたのだなと思った。

 腹が減ったと言うのでご飯を食べに行く。回転寿司に向かうとかなり混んでいた。いろいろ巡ってから中華料理屋に行く。高いと聞いていたところであったが、全然そんなことはなく、彼女がビール2杯を頼まなければ2人で3500円程度であった。

 満腹の彼女を連れてスーパーに向かい、お菓子と飲み物を買って、彼女の友人用にお菓子を箱買いした。引っ越し用に段ボールを4つ見繕った。

 彼女の友人は、バイト終わりで違うスーパーにいると言うので、通話しながら向かった。そこで立ち話をしていた。やはり人間は、笑顔がうまい。私はマスクをしていなかったので、3分で顔が痛くなってしまった。寒いとか、時間とか、そういったものの最優先事項に会話の継続が陣取っているようで、なかなか会話を終わらせない。それは私にとって決して嫌なことではなかったが、興味深いと思っている。

 友人は性情に似合わず赤い蛍光ナンバーのレクサスに乗っているのですぐに分かる。スターバックスに行く予定だったので解散した。私達が車で駐車場を出るのを見送った。

 スターバックスでは、私がトリプルエスプレッソラテ、彼女がキャラメルマキアートのシロップを追加したものを頼んだ。私は日記を書き、彼女はスイッチをしている。とりあえず閉店ギリギリまで粘り、日記を書き上げた。22時55分。

 帰宅をしている途中、散歩がしたいと言った。掃除をしたくないのと、コーヒーを飲んだ後に歩きたかったからだ。

 ドラッグストアまで歩いて向かう。毎度のことだが歩くのが早いとたしなめられた。普段早く歩くように努めているのと、人のことを考えない性格によるものだろう。

 ドラッグストアに着いても、私は買うものはなかった。にも関わらず、彼女は自分の化粧品を見ている時に、私がどこかへ行くのを嫌う。これが結構面倒で、携帯を見ていれば怒るし、私はすぐに手持ち無沙汰になって、どこかの棚を見に行き文句を言われている。

 歩いて家に帰っても、やる気がわかなかった。トイレで動画を見ていた。