日記風

日記風日記。悪文を直したい。

20240614

 0時を過ぎて電源を落とし、ようやっとビルコンの仕事を始めた。部屋は満室近いが、チェックインは少なかったようだ。遅番の機嫌が悪くなかったのでそうではないかとは思っていた。夜勤の仕事はカード決済や売掛、オンライン決済の数だけ増えるので、少なければ少ないほど楽である。指示書側の人は部屋入れするものがあり、先日の指示書の確認から始めなければいけないので面倒くさい日であった。

 1時過ぎにチェックインが残っていることが気がかりであったが、私の仕事はほぼ終わり、後ろで手持ち無沙汰になった。0時頃に仕事が終われば休憩を打刻するが、0時40分であったので、相方がまだ指示書を書いている途中なのをいいことに、会社のパソコンで日記を書くことにした。先日の日記の書きかけから書き初め、途中で相方が指示書を入力する為にパソコンを明け渡し、スマホで続きを書いた。借りてきた本を読了したい。1時22分。

 簿記の勉強をするか、本を読むかで迷い、本を読むことにした。とはいっても数ページしか読まずに大浴場の清掃の時間になってしまった。大浴場を清掃し、休憩に入り、それからずっと会計学の本を読んでいた、毎朝届く日経新聞が、会計学の知識を得る事で多少は面白いと思えるようになるかもしれないと期待していた。休憩を過ぎてようやく本を読了し、感想をスマホに書いた。それから、日経新聞を読んでみたがあまり面白いと思えなかった。

 フロントに立って特にする事はなく、相方と雑談をして過ごした。一応簿記のテキストはフロントに持っていったが全く読まず、一日の内のどれくらいの時間が私の自由時間なのかを計算していた。24時間の内8時間が労働、1時間が通勤や準備、1時間が食事や家事や入浴、6時間睡眠したとすれば、8時間程度が自由な時間で、そこから0.5時間は日記を書き、0.5時間で手帳とはがきを書いている。また、2時間はホテルでの休憩時間である。一日4時間勉強をすれば、300日で1200時間程度は勉強できるだろうか。などと空想をしていたら引継が終わり、ようやく家に帰り、少し動画を見て睡眠した。

 14時30分ごろに起床した。特に目的もなく、図書館に本を返そうか迷っていた。とりあえずご飯を食べて、シャワーを浴び、昨日彼女が買ってくれたポロシャツと半ズボンと日除けのスリーブのようなものを着た。またランニングをしようという気持ちになり、図書館まで走る事にした。良く持ち歩いているジーンズのトートバッグを持って家を出て、駐車場を出る前に、ジーンズは白い服に色移りするのではないかと危惧し、車の中から銀色の保冷バッグを取り出して、本や携帯などを入れた。結局トートバッグを家に戻し、走るか走らないかで今更になってまごつき、駐車場と車道を跨ぐと同時に走り出した。

 先日走った影響は特に体には出ていないが、昨日よりは走る速度が遅い気がした。今日こそは時間を計ろうと思い、16時2分と記憶して家を出た。図書館の敷地を跨ぐと同時に歩き、本を返し、特に読みたい本もなかったのでぶらぶらしていると四季報の公式ハンドブックというのが目に留まり、それを読んだ。また時間を計り忘れた。推測だが、どうやら2.6kmの距離を25分程度で走っているらしい。

 飛ばしながら読んでいた。途中で飽きて、四季報を初めて読んでみた。分厚過ぎてカバーが外れており、先程まで読んでいた四季報の読み方というのに近い内容が、四季報の初めのページに長々と書かれていた。企業を5社くらい見たところでいよいよ耐えられなくなり帰宅することにした。読書日記をつけて、ホテルで読んだ会計学の読書日記もスマホから書き写した。18時30分ごろに家を出て、19時ごろに家に着いた。時速6km程度で走っているようだが、以前ランニングをしていた時は1kmを6分で走るのを目標にしていたのでかなり遅い。ジョギングといったところである。

 彼女は買い物に出かけているらしく家にいなかった。風呂を沸かし、洗い物をするついでにご飯を炊いた。風呂に漬かっていると彼女が帰ってきた。料理の匂いが風呂場まで来た。揚げ物を作っているらしい。風呂の電気を消して、独り言を熱心につぶやいていた。私はかねがね子供を育てるという過程で人間は成長すると思っており、私は一生子供を育てる気は無いが、もし子供に勉強をさせたいとか、運動をさせたいとか、作法や食事のマナーを教えたいと思った時、それを自分自身に実践させることで成長できると思っている。また、私の持っている知識や初歩的な学問は紆余曲折あれど、親や教師、私に教えたいと思った大人によって与えられたに過ぎないとも思っている。仮に私に知識や言語を教えなければ、野生動物と同じく研鑽もせずに死んでいた。新しい知識を得ようと思ったところで、それは私の身の回りの人間の影響の及ぶ範囲内に過ぎない。ネグレクトを受けていた私は、結局大人になっても私の手の届く範囲内でしか知識をかき集められていない。この範囲を広げるために、私自身が私の親や教師の役になって、強制をして取り組ませようと努めなければならないと思っている。

 そんなことを風呂場でぶつぶつと唱えていると20時50分になってしまった。風呂を出ると彼女が晩酌をしており、手羽先をふたつ頂いた。彼女が使ったフライパンでご飯を炒め、マヨネーズと鯖缶をかけて食べた。汚れたフライパンはご飯を炒めると洗いやすくなる。そんなことを思い出した。支度をしてホテルに出勤した。

 引継が終わって早々マネージャーが面倒くさい予約の確認の仕事を任せてきた。第三者が予約を確認しなければならないのでしょうがないと言えばそれまでだが、指示書側の仕事もしながら、そのことについて考えていたので滞った。