じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240419

 日付をまたいでから引継帳を作り、指示書を作り始めるのは久しぶりであった。大体何の問題もなければ、約45分程度で終わるが、私が改良する前は2時間を目安に作っていたため、実際どれくらいで終わるのかは定かではない。この日は新人に数部屋と、大浴場の清掃を任せる日であったので、いつもよりも時間がかかったはずだ。

 一度指示書の元を作り直し、入力を急ぐが2時には間に合わず、大浴場の清掃が始まった。麦茶を作ったり、細かい業務を後回しにしてまで入力をしていた。後半はトントン拍子で進み、雑務もあっという間にこなし、山積だった仕事を一つ残さず終わらせた。

 途中に電話がかかってきて、応答すると向かいのコンビニであった。あの騒がせていた医者の方の部屋の鍵が、駐車場に落ちていたらしい。3時ごろに取りに行きますと伝えた。

 私が麦茶を作っている間、相方も本当は仕事が終わっていてもおかしくないのだが、床を拭くワイパーを間違えてしまったらしく、もう一度拭きに行っていた。

 先程の電話の件を伝え、休憩に入ったら行きますと言ったら、休憩を切らないでよいと言われ、そのまま車で行ってご飯を買って帰ってきた。

 休憩に入り、日記を書く。先日は大量の日記を書いたので、一日では物足りないくらいの気分でいた。3時55分。

 日記を書いてすぐに寝た。休憩に入ったのが遅かったのもあり、米を炊いて、4時45分頃には朝食のスタッフが出勤して起きた。事務所に移動して、少し仮眠をして5時ごろに起床した。読書をしても良かったが、簿記二級の勉強の続きをしようと思い、6時頃まで勉強をしたり、手帳を書いたりした。そういえば手帳の右側を書いていなかった。左側の日記を参考に、一行程度ずつ書いていると朝食がオープンした。

 何かと忙しい日であった。特に面倒な予約を受けたり、指示書の修正をしたり、レストランの夕食代を払わないで帰ったお客様が携帯の電話番号を書いておらず、連絡するのに四苦八苦した。まさか帰るのが9時を回るとは思いもしなかった。

 帰宅をして、外食をどうしても避けるために、スーパーで、豆腐と豆乳と納豆とサラダを購入した。卵を買おうか迷ったが、豆乳を買うと菜食主義的な思想が芽生えて、特に意味もなくベジタリアンな食事を選ぶ傾向にある。購入しながら、和食を作りたい欲求に駆られたが家の調理設備が整っていないので諦めた。結局1300円も食事に使う羽目になった。

 ついでに買ったりんごを眺めながら、たまには皮ごと食べるのもありかと思い、車に乗るなりかぶりついた。皮があまり好きではないので、以前挑戦して途中で断念した記憶がある。

 帰宅をして、何とかりんごを完食した。あごが疲れるが良い影響もありそうだ。適当な皿に豆腐2パック、納豆3パックを入れたら満杯になった。プチっと鍋の素を入れて、油や塩をかけて食べた。

 サラダを食べるころには満腹であったが、買ってからすぐに鮮度が落ちてしまうし食べて損はない。無理をして塩と油で食べた。完食できなかった。

 仕事が9時に終わったので、11時過ぎまで時間がかかった。結局12時に寝て、17時頃に起床をした。寝起きは悪く、何をする気も起きない。明日は掃除をするので勉強をしようと思い、シャワーを浴びた。先日不動産屋に、バスタブが割れていると連絡をしたら業者と下見に行くというので任せていた。その返信が来て、割れではなく傷なのでそのまま治さないらしい。返信に困っていたら、彼女から帰宅の連絡が来た。

 貸していた金を返してもらう約束をしていて、21時30分に宇都宮駅で待ち合わせをしていた。その旨を伝え、それまで勉強をしたいと言った。ついでに閉店するカトレアガーデンのオフハウスにも行きたいので、それを伝えるとついてくると言う。19時ごろにカトレアガーデンに向かった。

 オフハウスはシャッターが下りており、ハードオフは丁度電気が切れるところであった。何もしないのも癪なのでダイソーによって、観葉植物を購入し、土やプランターを購入した。

 スターバックスで勉強をしようと思い、駅の近くの、車が止められるスターバックスに行くと、空いているところが一つしかなく、席がないのではないかと危惧したが一応空いている席はある。勉強をするにはある程度広いスペースがないと困るのだが、とりあえず注文をモバイルオーダーで済ませて入店した。

 私はソイラテ、彼女はスイートなんとかというコーヒーを購入した。二階があるので行くと、空いているところが中途半端でとてもパソコンを置けそうもない。

 店員が話しかけてきて、一階に案内された。もちろんパソコンを置けるスペースがないので、本でも読むかと言ったら、彼女はディズニーに行く打ち合わせがしたいと言い出した。断っても不機嫌になるのでしぶしぶ了承した。

 それから40分近くその話をしていた。20時ごろに、金を返してもらう友人から電車に乗り遅れたので22時になると連絡が来ていた。ディズニーの話を一方的に切り上げて、駐車場を探していたら彼女は不機嫌になった。

 宇都宮駅の隣の、LRTのあるところの近くの駐車場が30分無料らしいので、そこに決めた。時間を調整して、ギリギリにつくようにした。到着する頃に、携帯で連絡を取ったが既読がつかず、焦っていたがそれらしき人物が改札の方に来た。よく見ると他人のような気がしたが、本人らしい。あまりに面影がないのでそれも伝えた。変わったねとよく言われると言った。10万を受け取って、急いで駐車場に戻り、駐車場を出た。

 何を食べるかという話になった。外食は避けたいが、家で作れるわけでもないので、仕方なく外食をする方向で話した。彼女はせんべろをしたいと言ったが、私は勉強をしていないので飲めないと言うと、スターバックスのテーブルが狭かったから仕方ないと怒りだしたので、別にそのことを言っている訳では無いと、私も憤った。

 結局ジョリーパスタに行くことに決まり、彼女は助手席で寝ていた。座席が直角なので、乗り心地は悪いようだ。私は慣れてしまって、違和感がない。ジョリーパスタに着いたのはラストオーダーの10分前であった。

 入店して、ラストオーダーについて言われないか心配であったが、何も言われなかった。入店してすぐ、注文用のタブレットから一斉にラストオーダー15分前ですとアナウンスされた。この時、15分前と言っていたのを気にして置けば5分ずれていることに気付けたが、あいにく気付かなかった。

 私はイカ墨のパスタと、ドリンクバーを注文した。彼女はローストビーフ、アンティパスト、ハーフボトルの白ワインを頼んだ。せんべろがさんぜんべろになっていたが、それを言うと機嫌を損ねるので言わなかった。

 コーヒーを五杯近く飲んだ。閉店15分前にドリンクバーが閉まるので、事前にカプチーノを用意して、アイスコーヒーを飲んでいた。イカ墨パスタはサイゼリアの2倍近くするだけあって、イカの食感がやわらかくてうまい。さらに言えばアンティパストのグリーンオリーブもかなりうまかった。

 彼女が会計をした。私がさんぜんべろを気にしているのに気が付いたのかもしれない。ハーフボトルの割には結構酔っていた。私の勉強の邪魔をしそうで怖れていた。

20240418

 日記の事で頭がいっぱいであった。あまりにも書けずにいたので、本当に数日分もまとめて書けるのか不安だったのだ。今まで2、3日程度であればむしろ鮮明に書く事が出来たが、5日ともなると未知の領域である。とりあえずは目の前の仕事を早々に終わらせて、日記を書く準備を整えたかった。

 眠気も襲ってきていたので、休憩中に日記を書けるのかすら危うい。念のため、休憩に入る前、大浴場を清掃する前に、パソコンを使って日記を書く事にした。あまりにも堂々と書くのも相方に失礼だが、仕事をしっかり終わらせて、完全に準備が出来た状態で書いているのなら文句も言われないし、二人のどちらかがやる業務は、積極的にいつも終わらせている。そうして2時から大浴場を清掃するところ、1時20分に雑務を含めてほとんどの業務を終了して、隣の部屋で日記を書き始めた。14日の記憶、4日前の記憶を遡上して書く。日記に慣れる前は、断片的に追憶をすることで、局所の内容に特化して書くスタイルであった。慣れてくると思い出すのが億劫でも時間さえかければ思い出せるようになり、現在から遡って記憶を辿る方法で日記を書いていた。当然日記は時系列で書く事になるので、必ず追憶の行程が必要になる。遡ってから追憶するという二度の行程で、概要を把握する。

 今回は遡上するのは非効率だろうということで、最初から追憶をして、再度追憶をする方法を取ることにした。14日の分は書きかけだがスタート地点が決まっていた。それに引っ越し当日という大きなイベントがある日だったので、簡単に思い出して書くことが出来た。流石に思い出すのが早かったのもあり、1時50分頃に書き終え、大浴場の清掃に取り掛かった。

 眠気もあるし、これから日記を書かなければならないという心労もあり、雑に拙速に終わらせた。休憩に入って、早速日記を書き始めた。15日、16日、17日、どれも引っ越しがメインだが、書く事が山のようにあったおかげで、何とか書ききることが出来た。今までで一気にかけた文章は、恐らく7500文字程度であっただろう。特に私はですます調でないので、文字数は少ない方である。いちいち数えないが二千文字と二千文字と三千文字、今が九百文字なので最高記録を更新している。何よりも、継続して書けたのが今まで1時間30分程度であったのが、休憩二時間全てを文章の記述に費やせたことも快挙である。

 圧倒的な自信がついた。これにかまけないで、勝って兜の緒を締めよという気持ちでもって日記に励みたい。4時32分。

 休憩から戻り、読書をする。図書館で借りてきた社会学宅建資格、宅建の仕事の内、社会学の本を読んでいた。一番浅いだろうと高をくくっていたが割と深い。33ページ程度しか読んでいないが、目次をしっかり読んだ為になんとなく理解した気になっている。

 フロントで、相方と他愛のない話をした。相方が政治の話をしていたのだが、先程日記に体力を全て費やしたために、言葉が口から出てこなかった。思考は出来ても、言葉が出てこない。朝方まで言葉がなかなか出なかった。

 今日は別に掃除をしなくても良いと決めていた。帰宅をして、だらだらと動画を見ながら11時頃まで時間を浪費して、そこから17時まで惰眠をした。風呂に入らねばということで、入浴している時に電話がかかってきた。風呂場で応答して、電話に意識がとられて時間を失うのが嫌でドライヤーなどをした。18時には勉強を始めたいと言って、彼女はそれを聴いていたはずなのだが、買い物に時間がかかり17時55分ごろに帰ってきた。夕食は食べないのかと言われ、仕方なくカップラーメンを買ってきてとお願いをした。鍋を食べたいと言ったので、鍋の用意もしてやった。しかし彼女は気が変わってカップラーメンを買ってきていた。

 横で簿記二級の勉強をしていた。当初新居で勉強をする予定であった。その為に制服に着替えておいた。30分ほど食べながら勉強をして、彼女が掃除をするというので、そのまま新居へ向かった。

 新居で勉強をしながら、このサイトの簿記二級の勉強内容は何セクションあるのか数えると70もある。あまりの多さに驚いたが、一日7つのセクションを進めれば、10日で終わる計算である。むしろ少ない方である。

 20時ごろになって、キッチンカーを一緒にやる友人と給料の事でもめた。もめるというより相手が大して働いていないのに、賃上げを要求してきたので根拠を聞くとモチベーションだという。私は全体の業務量を考えて給料配分を8対2にしたので、モチベーションごときで2割の給料をあげられるわけがない。電話をして問いただした。

 最近、俺はキッチンカーをやめると呟くようになった。私は人を動かすのは熱意だと思っていて、その友人に熱いことを言うのが誰よりも得意であった。お前を工場から連れ出せるのは俺だけだとか、お前はそんな小さな器じゃないとか、説得に絶対の自信があるのだ。これはもしかしたら単なる自己満足なのかもしれない。それでもこの絶対の自信のおかげで一緒にやれてきている。

 勉強は切り上げて、出勤前に友人の名刺を渡しに家に出向いた。仕事の話をして、直接職場に赴いた。

 医者のお客様と、予定の時間を伝え忘れた外部の人とで対応にかなり時間を割いた。私の他に四人もフロントが居たのだが、夜勤は私ともう一人なので、一応話を聞いていた。結局医者の方とそのほかの人と誰とも連絡が取れずに、何度も電話をする羽目になった。

 夕食のスタッフに、面倒な部類の仕事をお願いされて、いつもより1時間半近く遅く仕事を始めた。遅く始めて、どれだけ早く終わらせることが出来るか楽しみでもあった。

20240417

 今日は別に掃除をしなくても良いと心に決めていた。やる気がない日に掃除をしても仕方が無い。彼女が家を出て、それからパソコンを開いて日記を書こうとしたのは良いものの、やる気がわかなかった。つまらないくだらない動画を見漁って、10時になって急に掃除をやり出した。掃除というより、洗濯機は新居に持って行ってしまったので洗濯が滞っていた。洗濯機を使おうと思ったら、排水の部品が足りず、彼女が調べてもわからなかったのだ。

 旧居では使用できたので、旧居から持っていけばよいのだと思っていた。いろいろ見ていると構造からして違うような気がして、調べてみると正しい部品の名前が分かり、足りなかったものを引っこ抜いて掃除をした。洗濯物もかごに詰めて、新居に向かう。

 途中、朝食にセブンイレブンの次郎系のラーメンを購入して食べた。ほぼ700円で戦慄した。コンビニは金がかかりすぎる。

 先日、スチールラックをキッチンに置いたら邪魔だから退けてと彼女に言われ、腹が立って自室に全部持っていく算段であった。スチールラックは210㎝近くあり、そのまま横に倒すと天井に接触するので、一度斜めに傾けて、うまく回転させる必要がある。これを一人でやるのがかなり難しいのだ。新居に行ってまずその作業に取り掛かったが、洗濯やPCの充電を先にやったほうが効率的だと気づき、洗濯をPCの充電を済ませた。

 スチールラックを一つずつ回転させる。荷物を積んでいたので、おろして回転させると、床に跡がくっきり残っていた。

 重いのでふすまに接触した時点で破壊してしまう。慎重に三つ自室に運び込み、レイアウトを考えて設置した。スチールラックは段ボールやオリコンを積むのに最適な大きさにしてあるので、自室の荷物があっという間に片付いた。応接間に放置していた折り畳みベッドを自室に持っていき、ひと段落した後ベランダに出た。

 裸足でベランダに出た為に足が汚れてしまい、シャワーで流す。ガスが止まっているのでシャワーを初めて使った。ありとあらゆるところから水が漏れてきた。見たところ、シャワーの付け根、温水、冷水、切換えレバーの四か所から漏れているようだ。愕然として、バスタブをちらと覗くと、バスタブに割れが発生していた。

 これはよもやと思い、トイレの水洗を流すと上から水が流れてこない。外してみると手洗い器と手洗いホースの間から水が漏れていた。接合しても漏れてしまうので部品の劣化が疑われる。とりあえず、ガスの修理の件を仲介会社にラインして、ついでに水漏れや換気扇の音などをいろいろと文句をつけた。

 洗濯が終わり、自室でパソコンを立ち上げて日記を書く準備をした。日記を書く気にはならず、仕方ないのでとりあえず乾燥機に持っていく。シャワーも浴びたいが、昼食も食べたい。乾燥機を回している間、旧居の段ボールのゴミをまとめたり、最後のスチールラックの部品をまとめたり、私が高校生の頃から使用しているデスクトップPCを煩雑に段ボールに詰めた。電子工作の部品をオリコンに詰めた。

 乾燥機の物を取りにいったが、8分余っていたので、その間つまらない動画を見た。確か海外ではマイナーな洋食のようなタイトルで、全7品目を見る前に飽きてしまった。バウムクーヘンはドイツの食べ物だが規定が厳しいのでドイツ国民も滅多に食べないというのは初耳であった。

 乾燥機の物をたたみ、昼食をどうするか迷い、15時頃にサイゼリヤに行った。最近は忙しくて読書が出来なかったので、本のバッグを片手にサイゼリヤに行き、グリーンサラダとドリンクバーを注文した。

 グリーンサラダはルッコラが多く入っているのが私としては良い点である。この日は甘いドレッシングを食べたくなかったので丁度良かった。これから仮眠をするというのに、気分でアイスコーヒーを飲んでしまった。そこでイタリアンの気分になり、イタリアンのコースについて調べた。

 イタリアンのコースは前菜、炭水化物、メイン、温野菜、チーズとワイン、デザート、エスプレッソといった構成らしい。サイゼリヤではイカ墨パスタが一番好きなので、イカ墨パスタを注文した。それもサラダを食べ終わったころである。

 パスタが来るまで本を読んだ。イカスミのパスタは提供が遅いので丁度良い。コーラにジンジャーエールを少量入れて飲んでいた。

 イカ墨パスタが来たので、それを食べながら次に何を注文するか考えた。モッツァレラチーズとトマトを注文するか迷ったが、メインがないので、ハモンセラーノとチーズを頼んだ。一緒にイタリアンプリンを注文した。一緒か後かで書く番号が違うのは画期的なような気がした。

 店員は、メニューを読み上げながら、プリンは同時でもよろしいですかと聞いてきた。そちらからは分からないのかと思い、逡巡した振りをすると、後にお持ちしますと言って早々に去ってしまった。イカスミのパスタを味わっているとほどなくしてハモンセラーノが来た。今日一高い料理がこの薄い生ハム二枚とチーズというのは貧相に見えなくもないが、これがあまりにも美味いのだ。高いので少しずつ別々に食べる物かと思っていたのだが、彼女が包んで一気に食べるのだと教えてくれた。

 生ハムでモッツアレラチーズを包んで一息で食べると、想定していた圧倒的なうまさが口内にあふれた。この一口が275円かと、現金なことを考えつつ味わう。コーラジンジャーエールを飲むが、何か物足りない。しばし味わってから、そういえば以前サイゼリヤでモクテルというのをやっていたのを思い出した。カクテルのノンアルコール版のようなもので、二つのドリンクを混ぜて飲むという物だ。あっという間にすたれてしまった。調べたところ、トニックウォーターがあれば作れたのだが、あいにくドリンクバーになかった。

 普段は絶対に飲まないが、炭酸水を代用してみようと試みた。もう一つのそれを口に頬張り、炭酸水を流し込むがやはり違う。諦めて、そのままの旨味を堪能した。

 15時50分くらいまで本を読み、あまりキリが良くない所で切り上げて、デザートを注文した。エスプレッソを汲みに行くと、一杯の余りの少なさに苦笑した。

 プリンの中ではサイゼリヤのプリンが一番好きだ。たまに近いものを食べるが、サイゼリヤを越えたことが無い。250円でここまでうまいのだから、最早これを越えることは出来ないと思う。

 お会計が1800円で、その日一番驚いた。一人で酒も頼まず、こんなに平らげてしまった。正直満腹であったが、イタリアンのコースを1800円で食べられたのだから満足である。

 帰宅をして風呂に入りたかったが、夜勤も控えているので新居で仮眠をしていた。彼女から電話がかかってきたが、昨日寝起きに電話に出て揉めたので無視した。十分後に新居の方に彼女が来た。

 そのまま新居で寝ようと思ったが、彼女が私の髪を洗うというので渋々旧居に行くことになった。ご飯を食べるというので仕方なくそれまで待つ。酒を買ってきて、コンビニ飯といかのおつまみを食べて晩酌をしているので機嫌が悪くなり、先に風呂場に行き体を洗ったり歯を磨いたり髭をそったりしていたら、彼女が切り上げて風呂に来た。

 かなり時間を食ってしまい、19時頃にようやく眠ることが出来た。21時15分に起床して準備をした。何故か、この短時間しか眠れないスケジュールの方が充実している気がする。寝坊のすれすれのような気もするので落ち着かないが、有意義な日常を遅れている気がするのだ。

 先日観た時はなかなか稼働が多かったので、仕事も多いだろうと覚悟して出勤した。レジの金額が大した金額でなかったので、チェックインが少なかったのだろう。少し安心した。

 仕事をしながら、どれだけの日記をため込んだか考えていた。14日分が書きかけで、18日になってから書いたら今までで初の、5日遡っての日記になる。溜めること自体は良いことではない気もするが、三日ほど経ってから書くと、客観的に書きやすくなり、腕が振るう。それが何故かはわからない。

20240416

 風呂から上がって、私はカップラーメンが食べたくなったので半ば強引に彼女を連れてドラッグストアに行った。先日蒙古タンメン中本を二つ、スープを飲み干した弊害で尻が痛かった。牛乳を飲んでいなかったらどうなっていたのか、想像に難くない。

 ドラッグストアで、彼女は春雨のカップを一つ、私は辛そうなカップラーメンやペヤングを合計三個購入した。あまりにも同じ赤で、傍から見たら辛い物が相当好きな人だと思われるであろう。私自身辛い物が食べたくなるのは年に数度で、それ以外の時は辛い物が嫌いである。

 牛乳の代わりに豆乳を飲みたかったのだが、彼女は脂肪分が少ないのでカプサイシンの作用を抑えられないのではないかと言った。私は豆乳が比較的脂肪分の多い飲料だと言って、成分表示を見比べた。確かに豆乳は1L25g含まれていた。牛乳を見ると倍以上入っていたので、比較してしまえば牛乳の方が多いようだ。

 早出の彼女を夜更かしさせてまでカップラーメンを食べる。お湯を沸かしている間に彼女は眠っていた。車から湯沸かしのポットと日記を書く為のPCを持ってきていた。

 彼女を起こして春雨を食べさせ、私はカップヌードルの辛い麺から食べた。中本に比べると旨味に欠ける。その後、とんがらし麺というのを食べた。こちらはむしろ辛いというより水っぽく、やはり旨味に欠ける。最後にペヤングの辛い焼きそばを食べる。スープを飲み過ぎないように、残っていたカップラーメンの汁にゆで汁を捨てた。

 三食平らげて睡眠した。彼女が起きる頃に起床したので、1時間程度しか寝ていない。8時ごろまで動画を見漁っていた。何の気力が動かしたのか、スチールラックをどうしても新居に持っていかなければならない気がしていた。それよりも新居の一階に放置してきたスチールラックが気がかりで、ゴムハンマーを持って新居に行き、解体して三階に運んで組み立てた。途中でガス会社から電話がかかってきた。出ると夜勤明けですみませんと詫びられたあと、ガスの修理が大掛かりになるので、時期が未定だと告げられた。

 大体一時間半くらいかけて分解と組み立て作業を終え、旧居のスチールラックを外に持ち出す。そこで分解して、車に積み込み、三階に運び入れて組み立てる。小さいスチールラックはそのまま載せて持って行った。段々と気づき始めたのだが、新居は広いので、スチールラックを全部組み立てても場所を取らない。とりあえずキッチンに展開する。一つ2時間を基準に組み立てて、2時ごろには三個すべてを分解して組み立てることが出来た。

 これで、大きい荷物は残すところダイニングテーブルだけである。かなりの快挙であった。ここまで没頭して作業できたのは、朗読をイヤホンで聞きながら作業していたからだろう。窪田等という人の朗読の動画を、一つ大体30分程度なのだが4つも5つも視聴した。大体が聞いたことや読んだことのあるストーリーの物であった。

 帰宅をして、仮眠をしていると彼女から電話がかかってきた。寝ぼけていたのもあり、当初、ご飯はどうすると聞かれたのに対して2時間寝てから食べると言い、明日早出なのに?と言われて反射で1時間寝たら行くと言ってしまった。

 起床した時に彼女は怒っていた。一時間無駄にしたというので、寝ている間に掃除をすればよかったじゃないかと言ったが聞かなかった。口論になり、結局昨日と同じくかつ庵に行くことになった。

 あまり同じものを食べたくないと理性では思っていながら、とんかつの定食は以前高級とんかつ店で食べたのでより比較してしまうのではないかと危惧していた。彼女も逡巡してヒレかつ丼を注文した。私は迷った末、ロースとヒレの定食に、ささみカツを追加した。このかつ庵という店のメニューを知りたくなったのだ。

 最近はこの味の好奇心という物が、案外高尚ではなく物的欲求というか、収集癖に近い俗なものではないかと思い始めてきた。というのも、この収集癖を見越して高い料金を設定している店も少なくないからだ。一定数私のような食事の選び方の人間がいるに違いない。そうは言いつつもこの制覇の欲求、ウイスキーなどに見られる味覚の追求を止めることが出来なかった。

 彼女が望んだかどうかは定かではないが、ささみカツを彼女に一つあげた。私はロースやヒレのカツを一つ一つ味わいながら、二種類のソースを試したり、岩塩をかけたりした。からしや、醤油などの調味料には手が出せなかった。結局何もかけずに食べた数の方が多い。とんかつはそのままでも十分美味いのだ。自分で作りたい欲求に駆られてシュミレーションをした。

 二日も連続で外食に出掛けてしまったのを後悔していたが、そんなことはすぐに忘れてディズニーの話をしていた。彼女の誕生日には毎回ディズニーに行っている。前は誕生日以外にも何度か行ったのだが、私個人としては誕生日に行った方が得なのではないかと思う。閑散期だし気候も温暖で、何よりも特別なステッカーがもらえてキャストに祝福してもらえるからだ。

 彼女は入浴したが、私は入らないで寝てしまった。想定以上に働くことが出来たので満足である。

 

20240415

 筋肉痛が、ようやく感じられるようになってきた。どうやら年を取ると筋肉痛が遅く来るというのは本当らしい。冷蔵庫や洗濯機を一人で軽トラに積んで、三階まで運んだのだから二の腕や手の筋肉が痛くなるのは当然だ。脚も筋肉痛で、これは三階まで30回くらい往復したからだ。

 もう一つ付け加えるなら、徐々に強くなっていくということも発見した。弱い筋肉痛が違和感となって警告してきて、段々と意識するにつれて強くなっていくのを感じた。

 たった三連勤で、次が二連休というのが何よりも救いである。昨日もおとといも18時ごろに寝て、21時ごろに起床した。それとホテルの休憩で二時間睡眠した。

 休憩に睡眠してしまうと日記を書く暇がない。それが頭の片隅に常に懸念としてあった。仕事こそあっという間に終わったのだが、休憩は5時ごろまでしっかり寝て、起床して少し読書をした。

 資格についての本なので、資格について考える時間が増えた。宅建士の取得には7万少々かかるようだし、使わないのであれば高い勉強代である。独学でなければもっと高くなるわけだが。

 そこで、今日の相方は自動車免許を持っていないので、自動車免許の取得に必要な金額を思い出して戦慄した。20万から30万、時間も労力も相当かかる。これを社会人になって働きながら取得する大変さは想像に難くない。周りの人間に勧められているようだが、当然本人は取得に否定的だし、私も親身になって考えればとても推奨できない。

 そのことを相方に言うと、相方はやけにあっさりと、その話をして会話が途絶えた。時間があったので、昨日と同じく習字の字体に変換してはがきに清書をしていた。昨日より少し早く書くように心がけたが、それが顕著に出た。しかしかえって真っ直ぐ書くことが出来たので、私の中でキャパシティがある程度決まっているのだと思う。真似ようとするだけではうまく書けない。

 今日も引っ越しの続きをするので車に荷物を置きに行くと、丁度早番の人が出勤してきた。なかなかきれいな新しめのアルファードに乗っており、それを言おうと近寄ったが気分が良くないようであった。

 私もあまり気分が良くないので早々に帰路についた。何を食べるか思案して、外食は良くないからと、セブンイレブンカップラーメンを購入した。珍しく辛い物が食べたかったのと、牛乳を飲みたかったのが合わさって蒙古タンメン中本と牛乳を購入して、セブンイレブンの駐車場で食べた。食べ終わった後、もう一つ購入してまた駐車場で食べた。

 くだらない地理の動画を見てから惰眠を貪った。過眠ではなかったので、疲労によるものだと納得して、その日の掃除を諦めた。彼女が帰宅して、何を食べるかという話になった。最近は外食が多く、普通の家庭は滅多に外食をしないだろうから、私達も外食を避けようと言おうと思っていたのだが、彼女とLINEをしているうちにカツ丼の話になり、かつ庵に行くことになった。

 久しぶりにかつ庵に行き、メニューのタブレットを見るとすき家と同じだった。近辺にすき家と同じグループの店が並んでいるので、彼女に同じグループの店か聞いたらそうだと言っていた。

 ロースかつ丼の一番大きいものと、目に入ってしまったクリームあんみつを頼む。彼女はクリーム白玉あんみつを頼んだ。この間、高いトンカツの店に行ったので、どうしても比較してしまい落胆するのではないかと懸念していたが、カツ丼は想定以上に美味しかった。確かにあの高いトンカツ屋のように赤い身ではないが、中心の手前までしっかり濃く甘い味が染みており、中心がやや脂身や肉の甘みが残っている。正直かなりうまい。しかし量が多すぎて、あんみつを頼むのであれば絶対に普通サイズで事足りただろう。

 私が苦戦して食べている間、彼女は少し待っていた。同時にあんみつを持ってくるようにタブレットで頼み、なんとか完食をした。思えばあんみつを食べたのは人生で初めてである。あんこがあまり好きではないので好んで食べないからだ。フルーツは缶詰の味がしたし、あんこは別になくても美味そうだったが、黒糖のシロップとアイスクリームが美味かった。高い新鮮なフルーツで作ってみたいと思った。

 帰宅しながら、量が多すぎたことを彼女に告げると、彼女は逆に量が少なすぎたことを後悔していた。荷物も旧居にほとんどおいてあるので、旧居の掃除を始めようと思い帰宅をしたが、すぐに布団に入って動画を見ていた。二日休みがあると、どうしても数日はだらけてしまう。昨日は過労の後の引っ越し作業だったというのに今までにないくらい躍起になって作業をしていた。一日か二日で終わらせるつもりがこの有様である。

 日記を書くタイミングを探っていた。先日、またその前の日もまともに日記を書くことが出来ず、連休は特に日記を書かないことが多いので危惧している。その反面、今年に入って書き始めてから一日も欠かさずに書いているという絶対的な自信が、変に余裕となって書く障壁となっていた。

 昼間寝たというのに、いくらでも寝れそうだ。部屋がやけに暑く、シャワーを浴びた。タオルが洗車用のタオルしかないので、私と彼女でその小さいタオルを使って拭いていた。きれいなタオルだと思っていたら、ゴミがかなり付着しており、他にないので渋々使った。

20240414

 面倒な仕事を後回しにしたのが功を奏して、指示書を作り終わるのはかなり早かった。自分が一番作るのが早いと自負しているが、新人がかなり早いので負けじと一人張り合っていた。

 休憩に入るまでの間、日記を書いていた。先日キッチンカーをしている時にも書いたが、中々書き進められずに断念したのだった。会社のパソコンで書こうと思い、プライベートタブで検索して、少し怖くなり調べると、プライベートタブでも見れてしまうようだ。もう遅いのだが閉じて、スマホで地道に入力した。

 休憩に入り、寝る準備をした。すぐに寝ることができた。日中に活動しているとよく眠れるのかもしれない。そういえばパチンコ屋で働いているときも同じことを行ったような気がする。2ヶ月以上働いていないので感覚を忘れてしまった。

 寝ている間に、レース関係の人がチェックアウトをして、鍵をわざわざフロントに持ってくるので休憩中でも起きて取りに行かなければならない。それがあまりにも面倒で、すぐに起きれるように心の準備をしながら寝るという技術を、少し会得した。

 休憩が終わって、そのまま寝ていても良かったのだが、本を読もうという気が起きて読書を始めた。ほとんど読めなかったが、宅建の試験の項目名が難解で、後で暗記できるように繰り返し読んだ。関するやおよびが同じ文の中に2回出てくる。どうしてそんな名前にしなければいけなかったのか甚だ疑問である。全部で300時間が目安なら、7つの項目のうちの一つは43時間程度なので、暇な時に挑戦したい。

 宅建は関心がないのでわざわざ本を読んで気持ちを鼓舞する必要があるが、直近で勉強したいのは簿記2級なので、そちらの勉強も進めなければならない。

 朝方、レストランが開店する直前まではがきを書いていた。いつもはハガキに直接万年筆で書くのだが、この日は少し気合を入れて筆ペンで、一度パソコンに入力した後に清書を書くという方法を取った。寄りにもよって習字の字体に変換してから、それをまねるようにして書いたので、非常に時間がかかった。かかったのとは裏腹に字やバランスはぐちゃぐちゃで、ひらがな一つとってもいつもの書き方とは違う。

 相方と今日引っ越しをするという話をした。スケジュールを書こうと思ったのだが、メモ帳がないので、ホテルに常備してある裏紙のメモ用紙にスケジュールを書いた。何故か縦書きで、予定と予定表に分けて書いた。

 なんだか字が美味くなったような気がした。ただの点だった文字が、最後にどちらかにはねているというのを手癖として取り入れていた。なるほど習字というだけあって、字をまねて書くのには相応の意味があるようである。

 適当な予定を立てて、退勤をした。彼女に電話をすると、起きてはいるが化粧をしているらしい。先日はキッチンカーでかなり疲労していて、遅くまで引っ越しの作業が出来ない気がしたので、彼女が化粧をしている横で段ボールやオリコンを外に運び出した。私が不貞腐れていたので彼女も機嫌が悪くなった。

 軽トラを彼女の友人の家に借りるという話で、何も渡さないという訳にも行かないし、かといって高いものをあげると遠慮されそうで、彼女と決めかねていた。彼女はシャトレーゼが良いと言ったので何故か感動して、シャトレーゼの素晴らしさ、粗品としての万能さについて初めて実感した。

 シャトレーゼに行って適当なものを買う。その日のうちに食べるシュークリームとラスクを購入した。軽トラを借りたらガソリンを満タンにして返すつもりなので、その算段も勘定に入れて購入した。

 友達の親はかなりいかつい格好をしているらしく、心構えをして向かう。私の中ではハゲのデブだったが全然違うらしい。家に着くとユニックやレクサスが並んでおり、軽トラはトラックのようなカスタムをされていた。

 玄関に二人で行き、気圧されないように蛮勇を携えて伺ったのだが父親は出てこなかった。軽トラの運転が怖いので彼女に任せて、私は彼女のジムニーを運転して家に向かう。

 外に出しておいた荷物を積んで、一度軽トラを置いて10時ギリギリに不動産屋に到着した。鍵を貰うだけという頭でいたが、初期費用を現金で払うのを忘れていて、コンビニに行き彼女が全額を建て替えた。

 軽トラの荷台に荷物を載せるのが初めてで、私が彼女の後ろについていき、彼女はゆっくり新居の方へ向かう。階段の近くに止めて三回まで何度も往復した。私の機嫌が良くないので彼女も険悪になっている。その後も何度も往復し、冷蔵庫を一人で軽トラに乗せ、1人で三階に持って行った。中身が入っていない冷蔵庫は移動させたことが何度もあるが、中身が入っている状態の冷蔵庫を三階まで運ぶのは初めてであった。案外難しくはなかったが、流石に疲労が蓄積した。その後、洗濯機も運んだ。冷蔵庫よりは軽かった。

 友人は11時に来る予定であったが、2時間近く遅刻してきた。それまで躍起になって作業していたが、友人が来てからはダラダラと作業をして、ろくに進まなかった。

 結局、軽トラで運びたかった荷物は半分程度しか運べず、スチールラックは一つそのまま持って行って、2階まで運ぼうとして断念した。捨てる予定の冷蔵庫と一緒に一階に放置した。

 途中、ガス会社が来たのだが私が家にいなかったので彼女に対応をお願いした。どうやらガス漏れしているらしく、今日中に開栓できないらしい。3日後に開栓できるというので従うことにした。今日から生活できないと知って猶更やる気が無くなってだらけていた。

 友人は16時に予定があるというので解散した。6連勤後に手伝いに来てくれて、また明日から6連勤なのだから来てくれるだけありがたい。軽トラを返しに友人宅まで向かう。

 軽トラのバンパーの底を何度も擦り、荷台に牛脂をこぼすなどの悪行をしたが、彼女はバンパーを擦ったことだけ詫びると、彼女の友人もいつも擦るらしい。牛脂の所には洗剤をつけてウェットティッシュでこすっていた。

 18時ごろに寝た。不思議と21時ごろには起きることが出来た。疲れていると寝つきが良い。バーバパパのあかん有名人の動画を見ていたらすぐに寝ることが出来た。認知シャッフル法と同等の効果がある。

 ビルコン側の日なのでさっさと終わらせて眠りたかった。稼働も少ない日であっという間に終わりそうだ。23時ごろにレジを清算したら、25時チェックインのお客様が来店してしまった。

20240413

 まさかキッチンカーの営業日とは思えないような気分で、悠々と仕事をこなして、本でも読もうかと思っていた。私が残しておいた一週間後の予約の確認作業を相方がやってくれたので時間があまり、申し訳ないのだが、スマホで日記を書いていた。相方は1時30分ごろにようやく指示書を書き始めていた。

 休憩の間に寝たかったので、急いで大浴場の清掃をしようと思ったときに、麦茶を作るという業務を忘れていたせいで遅くなった。多少遅れて休憩が後ろ倒しになっても、朝食のスタッフの出勤時間が遅くなったため、問題にならない。以前は早い時間に電気がついて物音もしたので寝れなかった。

 休憩に入り、レストランで寝ると伝え、睡眠の姿勢に入っても直ぐに眠れなかった。寝れないのはいつもの事なのだが、アイマスクが頭痛を助長してつけるのが嫌になった。

 思いついたことをメモしたり、調べたりしていた。当然寝れるはずもない。頭の中でずっと米津玄師の新曲が流れている。

 お経を唱えたり座禅をしたりしてみたが寝れず、結局寝ないで休憩から上がり、早々に指示書の確認を済ませ、本を読んで気分を落ち着かせた。家に忘れ物をしたこともそうだが、以前は入念なシュミレーションをしていたおかげでお釣りや営業のオペレーションを滞り無く進めることができた。今回はどうせそんなに売れないからという理由でシュミレーションどころか想定もしないで臨もうとしていた。

 私が宅建士の仕事の本を読んでいる時に相方が話しかけてきた。普通に話しかけてくるので驚いたが、私もほんに没頭している場合じゃないなと思っていたのでさほど気に留めなかった。犬を病院に連れて行った話をされたので、自分がドッグランに行った話をした。

 宅建士は営業がメインなのでやりたくないという話をした。相方は他にいい方法はないかと言っている。誰かの受け売りだが、ベストなタイミングは一生来ない。宅建士で、ノルマがない事務職で、勤務時間が短くて希望にあっていて給料がそこそこもらえる仕事などまず無いのだ。妥協に妥協を重ねて、挑戦を始めるしかない。重要なのはGOサインを出して、それについて見識を深め、高めていくしかない。

 私は何年も人生を棒に振ってきた。キッチンカーは計画して2年でやっと開業したが、到底売れるような形態ではないし、ガソリンスタンドに愚直に3年努めたせいで、ブラック企業に飼い殺されていた。積極的に行動する方ではないが、走り出したら止まるほうが難しい。ただの一般人だ。

 たかが三ヶ月、宅建の勉強をして、たかが三ヶ月、行政書士の勉強をする。行政書士が落ちれば宅建の副業を探すし、いいのがなければこのままルートインの夜勤で甘い汁を啜り、試験勉強に勤しむ。そうやって1年2年と棒に振ったところで、失うものは何も無い。走り続ける理由があれば良い。

 引継ぎが長引き、帰宅するのが遅くなった。帰宅をして、ホースを準備して、タンクに水をいれる。洗濯機が回されていなかったので回す。忘れ物のエプロンを持ってパチンコ屋に行った。先日の一回で勝手がわかり、準備を進めていると、ガスコンロを忘れたことを思い出した。

 パチンコ屋に三十分遅れると伝え、取りに帰る。往復30分近くかかるので痛手であった。

 何とか10時開店のところを10時半に間に合わせ、開店三十分程立っても中々人が来ない。もしかしたら今日も売れないかもしれないという不安に苛まれた。

 とりあえず友人に進められていたアニメを見た。魔法少女にあこがれてというアニメなのだが、一話だけしか見れなかったが好きな部類であった。卑猥なので人に勧める事はできないが、ひっそりと全話見ようと思う。

 日記を書いてから本を読もうと思い、日記を書き始める。想定よりもお客様が来店して、なかなか暇が無い。暇があっても、意識が朦朧として全然進まない。眠りそうになって後ろに頭を近づけると、換気扇に髪の毛が絡まるので居眠りができない仕様になっていた。これはかなり良い働きをした。この日は売れる日だったからだ。

 一人のお客さんが4個、5個と買っていく。持ち帰る需要があるらしい。まとめて買っていってくれる人が多くてかなり嬉しかった。数えられるくらいの人にしか売っていないが、話しかけなかった人も一人も居ない。パチンコ屋で出しているので、今日の勝敗を聞けば必ず盛り上がる。相手も聞かれたいと思っているのでかなり話しやすい。

 友人が3人来た。ひやかしと、旧友と、車屋の従業員だ。この車はかなりボロいのでオイル漏れがひどく、直せるか直せないかわからないので、一度持ってきてほしいと言われていたのだ。この車があと2年走るならかなり儲けものだ。

 結局半分以上売れたので、前回の大赤字を丁度帳消しに出来るくらいの量を売ることができた。パンは安いものを使ったが、あまり違いがわからない。継続して買ってくれるのなら良い商売である。

 帰宅をして、もしかしたら服が乾燥機にかけられていないかもしれないと予想して帰ったら、案の定乾いていなかった。乾燥機に行こうと思ったが、彼女に頼んだ。シャワーを浴びてすぐに寝た。覚醒していて寝れるか不安であったが、寝るのに難儀した記憶はない。

 21時に彼女が起こしてくれた。二度寝して15分に起きて、豆腐に納豆を掛けたものを食べた。

 今日は相方がようやく独り立ちした新人なので不安であったが、遅番の人がナイトの仕事をかなり勧めてくれたので、助かった。