じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240413

 まさかキッチンカーの営業日とは思えないような気分で、悠々と仕事をこなして、本でも読もうかと思っていた。私が残しておいた一週間後の予約の確認作業を相方がやってくれたので時間があまり、申し訳ないのだが、スマホで日記を書いていた。相方は1時30分ごろにようやく指示書を書き始めていた。

 休憩の間に寝たかったので、急いで大浴場の清掃をしようと思ったときに、麦茶を作るという業務を忘れていたせいで遅くなった。多少遅れて休憩が後ろ倒しになっても、朝食のスタッフの出勤時間が遅くなったため、問題にならない。以前は早い時間に電気がついて物音もしたので寝れなかった。

 休憩に入り、レストランで寝ると伝え、睡眠の姿勢に入っても直ぐに眠れなかった。寝れないのはいつもの事なのだが、アイマスクが頭痛を助長してつけるのが嫌になった。

 思いついたことをメモしたり、調べたりしていた。当然寝れるはずもない。頭の中でずっと米津玄師の新曲が流れている。

 お経を唱えたり座禅をしたりしてみたが寝れず、結局寝ないで休憩から上がり、早々に指示書の確認を済ませ、本を読んで気分を落ち着かせた。家に忘れ物をしたこともそうだが、以前は入念なシュミレーションをしていたおかげでお釣りや営業のオペレーションを滞り無く進めることができた。今回はどうせそんなに売れないからという理由でシュミレーションどころか想定もしないで臨もうとしていた。

 私が宅建士の仕事の本を読んでいる時に相方が話しかけてきた。普通に話しかけてくるので驚いたが、私もほんに没頭している場合じゃないなと思っていたのでさほど気に留めなかった。犬を病院に連れて行った話をされたので、自分がドッグランに行った話をした。

 宅建士は営業がメインなのでやりたくないという話をした。相方は他にいい方法はないかと言っている。誰かの受け売りだが、ベストなタイミングは一生来ない。宅建士で、ノルマがない事務職で、勤務時間が短くて希望にあっていて給料がそこそこもらえる仕事などまず無いのだ。妥協に妥協を重ねて、挑戦を始めるしかない。重要なのはGOサインを出して、それについて見識を深め、高めていくしかない。

 私は何年も人生を棒に振ってきた。キッチンカーは計画して2年でやっと開業したが、到底売れるような形態ではないし、ガソリンスタンドに愚直に3年努めたせいで、ブラック企業に飼い殺されていた。積極的に行動する方ではないが、走り出したら止まるほうが難しい。ただの一般人だ。

 たかが三ヶ月、宅建の勉強をして、たかが三ヶ月、行政書士の勉強をする。行政書士が落ちれば宅建の副業を探すし、いいのがなければこのままルートインの夜勤で甘い汁を啜り、試験勉強に勤しむ。そうやって1年2年と棒に振ったところで、失うものは何も無い。走り続ける理由があれば良い。

 引継ぎが長引き、帰宅するのが遅くなった。帰宅をして、ホースを準備して、タンクに水をいれる。洗濯機が回されていなかったので回す。忘れ物のエプロンを持ってパチンコ屋に行った。先日の一回で勝手がわかり、準備を進めていると、ガスコンロを忘れたことを思い出した。

 パチンコ屋に三十分遅れると伝え、取りに帰る。往復30分近くかかるので痛手であった。

 何とか10時開店のところを10時半に間に合わせ、開店三十分程立っても中々人が来ない。もしかしたら今日も売れないかもしれないという不安に苛まれた。

 とりあえず友人に進められていたアニメを見た。魔法少女にあこがれてというアニメなのだが、一話だけしか見れなかったが好きな部類であった。卑猥なので人に勧める事はできないが、ひっそりと全話見ようと思う。

 日記を書いてから本を読もうと思い、日記を書き始める。想定よりもお客様が来店して、なかなか暇が無い。暇があっても、意識が朦朧として全然進まない。眠りそうになって後ろに頭を近づけると、換気扇に髪の毛が絡まるので居眠りができない仕様になっていた。これはかなり良い働きをした。この日は売れる日だったからだ。

 一人のお客さんが4個、5個と買っていく。持ち帰る需要があるらしい。まとめて買っていってくれる人が多くてかなり嬉しかった。数えられるくらいの人にしか売っていないが、話しかけなかった人も一人も居ない。パチンコ屋で出しているので、今日の勝敗を聞けば必ず盛り上がる。相手も聞かれたいと思っているのでかなり話しやすい。

 友人が3人来た。ひやかしと、旧友と、車屋の従業員だ。この車はかなりボロいのでオイル漏れがひどく、直せるか直せないかわからないので、一度持ってきてほしいと言われていたのだ。この車があと2年走るならかなり儲けものだ。

 結局半分以上売れたので、前回の大赤字を丁度帳消しに出来るくらいの量を売ることができた。パンは安いものを使ったが、あまり違いがわからない。継続して買ってくれるのなら良い商売である。

 帰宅をして、もしかしたら服が乾燥機にかけられていないかもしれないと予想して帰ったら、案の定乾いていなかった。乾燥機に行こうと思ったが、彼女に頼んだ。シャワーを浴びてすぐに寝た。覚醒していて寝れるか不安であったが、寝るのに難儀した記憶はない。

 21時に彼女が起こしてくれた。二度寝して15分に起きて、豆腐に納豆を掛けたものを食べた。

 今日は相方がようやく独り立ちした新人なので不安であったが、遅番の人がナイトの仕事をかなり勧めてくれたので、助かった。