じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240416

 風呂から上がって、私はカップラーメンが食べたくなったので半ば強引に彼女を連れてドラッグストアに行った。先日蒙古タンメン中本を二つ、スープを飲み干した弊害で尻が痛かった。牛乳を飲んでいなかったらどうなっていたのか、想像に難くない。

 ドラッグストアで、彼女は春雨のカップを一つ、私は辛そうなカップラーメンやペヤングを合計三個購入した。あまりにも同じ赤で、傍から見たら辛い物が相当好きな人だと思われるであろう。私自身辛い物が食べたくなるのは年に数度で、それ以外の時は辛い物が嫌いである。

 牛乳の代わりに豆乳を飲みたかったのだが、彼女は脂肪分が少ないのでカプサイシンの作用を抑えられないのではないかと言った。私は豆乳が比較的脂肪分の多い飲料だと言って、成分表示を見比べた。確かに豆乳は1L25g含まれていた。牛乳を見ると倍以上入っていたので、比較してしまえば牛乳の方が多いようだ。

 早出の彼女を夜更かしさせてまでカップラーメンを食べる。お湯を沸かしている間に彼女は眠っていた。車から湯沸かしのポットと日記を書く為のPCを持ってきていた。

 彼女を起こして春雨を食べさせ、私はカップヌードルの辛い麺から食べた。中本に比べると旨味に欠ける。その後、とんがらし麺というのを食べた。こちらはむしろ辛いというより水っぽく、やはり旨味に欠ける。最後にペヤングの辛い焼きそばを食べる。スープを飲み過ぎないように、残っていたカップラーメンの汁にゆで汁を捨てた。

 三食平らげて睡眠した。彼女が起きる頃に起床したので、1時間程度しか寝ていない。8時ごろまで動画を見漁っていた。何の気力が動かしたのか、スチールラックをどうしても新居に持っていかなければならない気がしていた。それよりも新居の一階に放置してきたスチールラックが気がかりで、ゴムハンマーを持って新居に行き、解体して三階に運んで組み立てた。途中でガス会社から電話がかかってきた。出ると夜勤明けですみませんと詫びられたあと、ガスの修理が大掛かりになるので、時期が未定だと告げられた。

 大体一時間半くらいかけて分解と組み立て作業を終え、旧居のスチールラックを外に持ち出す。そこで分解して、車に積み込み、三階に運び入れて組み立てる。小さいスチールラックはそのまま載せて持って行った。段々と気づき始めたのだが、新居は広いので、スチールラックを全部組み立てても場所を取らない。とりあえずキッチンに展開する。一つ2時間を基準に組み立てて、2時ごろには三個すべてを分解して組み立てることが出来た。

 これで、大きい荷物は残すところダイニングテーブルだけである。かなりの快挙であった。ここまで没頭して作業できたのは、朗読をイヤホンで聞きながら作業していたからだろう。窪田等という人の朗読の動画を、一つ大体30分程度なのだが4つも5つも視聴した。大体が聞いたことや読んだことのあるストーリーの物であった。

 帰宅をして、仮眠をしていると彼女から電話がかかってきた。寝ぼけていたのもあり、当初、ご飯はどうすると聞かれたのに対して2時間寝てから食べると言い、明日早出なのに?と言われて反射で1時間寝たら行くと言ってしまった。

 起床した時に彼女は怒っていた。一時間無駄にしたというので、寝ている間に掃除をすればよかったじゃないかと言ったが聞かなかった。口論になり、結局昨日と同じくかつ庵に行くことになった。

 あまり同じものを食べたくないと理性では思っていながら、とんかつの定食は以前高級とんかつ店で食べたのでより比較してしまうのではないかと危惧していた。彼女も逡巡してヒレかつ丼を注文した。私は迷った末、ロースとヒレの定食に、ささみカツを追加した。このかつ庵という店のメニューを知りたくなったのだ。

 最近はこの味の好奇心という物が、案外高尚ではなく物的欲求というか、収集癖に近い俗なものではないかと思い始めてきた。というのも、この収集癖を見越して高い料金を設定している店も少なくないからだ。一定数私のような食事の選び方の人間がいるに違いない。そうは言いつつもこの制覇の欲求、ウイスキーなどに見られる味覚の追求を止めることが出来なかった。

 彼女が望んだかどうかは定かではないが、ささみカツを彼女に一つあげた。私はロースやヒレのカツを一つ一つ味わいながら、二種類のソースを試したり、岩塩をかけたりした。からしや、醤油などの調味料には手が出せなかった。結局何もかけずに食べた数の方が多い。とんかつはそのままでも十分美味いのだ。自分で作りたい欲求に駆られてシュミレーションをした。

 二日も連続で外食に出掛けてしまったのを後悔していたが、そんなことはすぐに忘れてディズニーの話をしていた。彼女の誕生日には毎回ディズニーに行っている。前は誕生日以外にも何度か行ったのだが、私個人としては誕生日に行った方が得なのではないかと思う。閑散期だし気候も温暖で、何よりも特別なステッカーがもらえてキャストに祝福してもらえるからだ。

 彼女は入浴したが、私は入らないで寝てしまった。想定以上に働くことが出来たので満足である。