じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240129

 書きたいことが偏り過ぎていて、まとめるのが難しい。2時間しかないので書ききれないことも多々ある。

 前日の夜から、葬送のフリーレンを見た。非常に面白い。見たことはないが、おそらく転スラなどもこういう画風で、こういう進行なのだろうかと思った。一話目は「旅の終わり」である。内容についてあまり書くとネタバレになってしまうような気もするが、私の日記なのだから仕方が無いか。

 なろう系のストーリーは飽和していて、意外性がないと末端の私まで届かない。旅の終わりからスタートするというのはその系譜である。

 最初の数話は、彼女と服をクリーニングに出した時に車の中で見た。久しぶりに見たアニメだった。最初の一話を見るのが一番勇気がいる。特に、しばらく見ていないと、アニメに時間を使うのがもったいないような気がして、本当にこのアニメを見る価値があるのかと思って見れないのだ。これは案外くだらない悩みなのかもしれないが、世の中の娯楽という物はそういう物なのかもしれない。

 きっかけは彼女である。彼女が面白いと言って勧めてきた。この日が二度目であった。服をクリーニングに出す間、車で見ようと言った。私も最近見ていなかったし、本を読む気も起きなかったので、とりあえず視聴することにした。

 最近のアニメの作画に感動したが、旅の終わりからスタートするという進行も、想像したことはあっても見たことはなかった。そういった意外性と、単に私が雑食で、大抵のものは見れる体質であったからであろう。最初の一話で面白くてそのまま続きも見た。乾燥機が終わって、触ったら生乾きだったのでもう一話見た。全部で4話。

 帰宅してから、寝室で続きを見た。彼女は編み物をしながら見ていた。4時までに16話まで見て、途中で彼女は寝ていた。30分だけ寝て続きを見ようと思ったが、起きたら15時だった。

 パチンコ屋の制服を返す日だったので、急いで風呂に入り、クリーニング屋に服を回収しに行って、16時5分ごろに着いた。私が出勤するときには基本的にチーフがいたので、チーフがいる時間に返そうと、早番の時間のうちに持っていきたかった。何とか間に合い、事務所で待っていると、私の最後の出勤の時に、コロナにかかって会えなかった人と遭遇した。その人は、たまにいる常に明るく振舞う人で、私はそういった人に垣間見える危うさのような、儚さのようなものが好きだった。最後に会えてよかった。

 パチンコ屋の店長から、キッチンカーを出店してもいいと言われていたので、ただのお別れと言うわけでもない。辞めるという感覚は全くなかった。

 彼女が帰宅したので、何を食べようか迷い、そばを食べることにした。私は自分が貧しい生活をしているので、贈り物は自分の持っているものよりも安いものか、私も同じものを買うという軽い方針のようなものがある。あまり守ったことはないが、人にあげる物は高くなりがちなので、それが本当に必要な出費かを考えるための、きっかけのようなものだ。先日、彼女の祖母にそばをあげたが、私は1000円もするそばを買って食べたことはもちろんなかった。生そばを買って自宅でゆでたことがなかったので、試したくなったのだった。

 スーパーで、そばとほっけとねぎを買った。カップラーメンを多めに買っておいた。少し前までは、カップラーメンは食事としては味も栄養も不完全だと言ってあまり買わなかったはずだが、段々と食事の代用としての地位を確立し、今では食事に時間を割かなくてもよくなる、便利なツールくらいの位置付けとなっている。私が食事に対して興味が無くなってきている証左かもしれない。

 適当に茹でて食べた。ゆで汁は酸っぱい臭いがした。長野から来たそば屋の人が、安いそばは保存するために酢を混ぜていると言っていた気がする。

 葬送のフリーレンの続きを見た。20話までしか放送していないので、残りの4話が待ち遠しい。一気見するタイプなので、放送を待てずに原作を読ん回数は計り知れない。

 異世界ものの例に漏れず、主人公TUEEE系だ。物語の進行の都合上仕方ないのだろうか。昭和のヤンキー漫画にも、同様の表現が見られる。特に昔の漫画は痛い表現も多い。フリーレンも随所にメタ発言が見られる。それを含めても、最近は近代小説ばかり読んでいたからか、異世界という世界観を視聴者にどのようにして展開していくか。また、あるいは、異世界という舞台はなんでもありな分いちいち定義して、視聴者に理解してもらわないといけないので難しい。

 異世界の場面の描写や、魔法などの作られた設定を楽しむのが醍醐味と感じているので、多少の違和感は無視してしまう。私のそういうところが雑食たる所以なのかもしれない。

 一日は短いから、アニメに時間を割くのがもったいないような気がしてしまう。では代わりに何をするのかと言われても、何をするべきかわからない。むしろアニメに失礼な態度のように思う。