じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240324

 Bookingからローマ字で予約者の名前が表示された。見覚えのある名前で、漢字がわからないので確定ではなかった。来館した瞬間に確信に変わり、住所も知っている場所のものであった。かなり前に地下アイドルになったという噂が流れたが本当だったようだ。

 腹痛でトイレに行っていたが、最近便が魚臭いので調べたら細菌性食中毒の可能性があるらしい。いつもの腹痛に比べたら大したことはない。いつも腹を壊しているので慣れてしまったのだろう。

パソコンで日記を書いたほうが早いのだが、最近はまたスマホで書いている。空いている時間に書くことができるので手軽である。隙間の時間、どうしようもない時間というのは必ず存在し、それを日々捨てて生きている。なんでもいい、非効率でもいいのでそれを埋めていく作業が必要だと思う。1時18分。

 大浴場の清掃に行き、男性浴場の方を清掃しに行った時、男性が一人入ってきた。忘れ物を取りに来たのかと思ったが、入ろうとしているのに気づき声をかけた。

「大浴場をご利用ですか?」

「はい、そうです」

こちらを向いたとき、あまりにも中学の頃の知り合いに似ていたので、何も言えずに見つめてしまった。

「2時から清掃なので、ご利用いただけるのは5時からですね」

「そうですか、すみません」

「いえいえ、すみません」

そう言って、急いでフロントのパソコンで、その知り合いについて調べた。名前がわからないので、陸上部だったことを頼りに調べる。段々と、下の名前をなんとなく思い出し、検索をかけてみるが出てこなかった。

 先程のつれであった場合、名前は出てこないはずである。それに、知り合いである可能性も高くなる。幸い、パソコンの方で、その陸上選手の功績が大々的に取り上げられていたので思い出した。顔の写った写真を何枚も見る。ほとんど変わっていなかった。身長も変わっていなかった。

 もう一度、清掃に行く。これで帰ってしまったならそれっきりだ。清掃に十五分ほどかかり、普通なら帰っているところだがまだ広間にいた。乾燥機を待っているのだろうか。

 もう一度、声をかけることにした。部屋の番号を聞いてから、大浴場を使ってもいいと言い、もし先程案内した部屋でなければそれっきりだ。先程案内した部屋であれば、名前を言って確認する。

 結果は、やはり知り合いであった。会話という会話ではなかった。私も気が動転して、向こうは私を覚えていなくて、しどろもどろになりながら、好きに使いなよなどと言い捨てて立ち去った。彼は、本当に非の打ち所のないような人間だった。それはどうやら思い出だけにとどまらず、オリンピックを目指す陸上選手として更に成長し、未だかつて出会ったことのないような人格者になっていた。

 興奮が冷めずに相方に少し話した。自慢してやりたかった。だが何とかこらえて、自分の中に、思い出をしまい込んだ。あんな素晴らしい人間の妨げをしたときには、私は表に顔を出せない。日本を代表する選手になろうものの行動を、私ごときが邪魔をしてよいわけがなかった。

 休憩に入り、何をしようか少し思案し、持ち歩いているが読めなかった堕落論に手を出した。思っていたよりも読みづらく、檸檬を読了できなかった時と同じ感覚になった。しかし読書とは習慣である。結果ではない。日記と同じく、思い出すところから始めるのだ。1時間半程度読み、30分ほど仮眠した。

 休憩から戻っても、はがきも手帳も書き終えていたので調べ物をしていた。県立図書館について、裁判の傍聴について調べ、休日に行こうと予定を立てた。図書館については今日行こうと思った。

 相方が引継ぎをしている間、やりたい事とやらなければいけない事を重要であるかと緊急であるかの4種類に分けた。それぞれに日付をつけて、手帳に書き込んだ。

 帰宅をしながら彼女に電話をかけると起きていた。これから支度をするというので、花見の為におにぎりを作ったり、風呂に入ろうという予定を遂行すべくコンビニで具を買い、おおよそその通りに行動した。

 先程の陸上選手の来館を彼女に話したが、名前を伏せたために激怒して喧嘩になった。そのまま花見に連れ出した。段々と機嫌が回復してきて、花見会場についたが全く開花していなかった。一も誰も居ない。流石に開花していなければ、花見の期間であっても誰も来ないものなのかと感心した。おにぎりを頬張り、今度は県立図書館に向かう。

 県立図書館摩で五十分かかる計算で、滞在時間が40分になるのでやめた。憂さ晴らしに古書店によって、7つの習慣の本の値段を見たら1750円であった。それ以前に分厚すぎて読めない事が予見され、買わずに、ドラッグストアで飲み物を買った。

 小さな公園に寄って少し散歩をして、居たたまれなくなり、ピクニックを企てた。彼女に隠しながら大きい公園に歩いて荷物を持っていき、ピクニックを始める。途中、スキットルからウイスキーが漏れ出していて上着を酒臭くした。

 天気は悪くない。彼女はスイッチを持ってきたのにも関わらず隣で寝ている。私は日記を書いてから寝ることにした。

 スキットルで持ってきたウイスキーをあおりながら、12時半頃に眠りにつき、14時半頃に起こされた。彼女が帰ろうというので、体を起こしたいのだが枕が低かったせいで頭に血が上って、上手く起き上がれなかった。丘の上で寝ていたのだが、丘の下には50人近くの人がそこかしこで遊んでいた。

 彼女が殆ど片付けて、私は敷いていたラグをたたむ手伝いくらいをして帰宅した。彼女は温泉に行けたら行きたいと言ったのだが、私は最低でも4時間半は寝たいと言ったら出かけるのを取りやめた。家でフリーレン28話を見ながらマッサージをすると言ったら機嫌が良くなった。

 16時頃に眠りに付き、一度20時半のアラームで起床したのだが、二度寝をしたら21時15分のアラームがなっていて、体がだるくて22分頃まで寝ていた。

 少し豆乳とコーヒーを飲み、何か飲み物を買わねばと思いモンスターと赤飯のおにぎりをセブンイレブンに寄って買った。昨日と今日は出勤時間が50分近くになってしまった。日曜日は案の定暇で、ある程度丁寧に仕事をしたつもりだが、24時前に終わってしまい日記を書いた。