じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240303

 宇都宮駅西口から、近い所のバーを探す。よく車で通るところのバーが、意外にも2時までやっていた。パソコンや編み物を車に置いて、バーに向かう。そこの店のレビューは悪くなく、二階に通されたが提供が早かったと書かれていた。入店したら二階に案内された。二階は、テーブル席が二つあるのみで、終始私達しかいなかった。

 スマホで注文するシステムで、メニュー表は洒落ていた。ウイスキーが豊富で私としては十分であった。彼女は、最初にビールを頼み、私は山崎ノンビンテージをストレートで頼んだ。味については正直分からなかった。私自身、自分のウイスキーに対する味覚が特段優れているとは思わないが、100種類程度は飲んだ。ジャパニーズウイスキーコスパが悪いので飲まないが、宮城狭が好きだ。

 別の店のマスターが山崎は複雑だと言っていて、その先入観が大いにあった。それに、多少気が抜けていたと思う。彼女の方のビールは冷えていなかった。その後に頼んだアマハガンも気が抜けていたし、彼女が頼んだ角のハイボールが薄くて、辛抱ならなかった。

 あまり満足できずに退店したので、居酒屋で飲みなおそうと、オリオン通りに向かう。オリオン通りの、九州男児目当てで行ったのだが、狭い席一つしか空いておらず、近くの居酒屋もあまりよくなかったので、カラオケに行こうかといい、帰路についた。

 結局、カラオケは高いからと家に帰ることにした。家には気の抜けていない、クライヌリッシュ14年がある。氷と炭酸を買って帰宅した。

 私はハイボールを、彼女はチューハイをグラスに注ぎ、あん肝とナッツをつまみながら、フリーレンを見た。熱が収まらず、映画を観ようと誘い、真夏の方程式を見始めた。

 2時近くに見始めたので、30分近く見たところで、彼女が風呂に入りたいと言った。風呂でも観れるよと言って、彼女に風呂を掃除するか洗い物をするか選択してもらい、洗い物をすると言ったので、私が風呂を掃除しに行った。

 シャワーの温度調節機能がないのでいちいち止めず、出しっぱなしにするので、風呂には熱湯を入れて、カランと切り替えることで丁度いい温度にするという節約術を使っている。その日も熱湯だけ風呂に入れて、彼女が洗い物を終わらせる前に、防水のスピーカーを準備した。

 風呂で、続きを1時間半近く視聴した。感動して二人で泣いた。見終わったころには、日が出てきていた。結局この日は7時くらいに寝て、16時頃に起きた。

 この日は、友人と一日キッチンカーを進めると言っていたので、友人から13時頃にラインが来ていた。それに返信をして、出掛ける準備をする。

 何時に帰ってくるのというので、12時頃と言ったら彼女が怒った。私が

「起きないでって言ったじゃん」

というと

「いつもは無視していくじゃん」

と言った。それがまかり通るなら、これから彼女の事を無視していっていいのというとそういうことじゃないと言って口論になる。急いでいたので家を出た。

 キッチンカーはあまり進まなかった。致命的な所だけ直して、中途半端な状態で、とりあえず試作をして、解散をした。

 早く帰ってくるというと、彼女は気分を良くして待っていた。夕食を作り始める。その間に日記を書いてしまおうと思ったが、気が重くなって、ふて寝を試みた。

 一体、どうすればよかったというのか。途中で起床した時に、彼女の静止を振り切って出かければよかったのか。そうすれば、彼女が怒ることは間違いない。そうして、最後まで寝ていて帰りが遅くなると言ったら、先程のようにいつも無視していくじゃんと言われる。それは卑怯ではないか。私がキッチンカーを進めなければ、彼女は不安だというくせに、進めようとすれば彼女に文句を言われ、夜勤の仕事をすれば文句を言われ、普通の仕事をしてほしいというので、普通の仕事とはなんだというと機嫌を悪くする。

 友人の方は、私が遅刻を咎めれば、事前に電話をしないからだと言い、私には電話をしないで文句を言ってくる。卑怯者だ。卑怯者に囲まれて生きている。自分だけが自分を信用できる。

 昨日、私がいつの日か、時間が無くて日記が書けないと言っていたのが嫌だったというので、この気持ちを彼女に言えば気を悪くすると思った。しかし、日記を書けるような気分でもない。寝室でふて寝をしてみたは良いものの、日中に寝すぎて眠れない。

 彼女が料理を作り終わり、キッチンで料理を食べた後、寝室で眠ると言ったら文句を言い始めた。文句というより、私が寝ると寂しいから寝ないでくれという内容であった。

 私が寝るのは私の憤りをぶつけない為だというと、何に怒っているのか聞いてきた。言ってもどうしようもないと言って、尚も寝ようとすると、今度は怒り始めた。彼女はありとあらゆる方法で私の気を引く技術を持ち合わせていた。この日は私が一枚上手だったので、それを見抜き尚も寝ていると、彼女は泣き始めた。私の方がとうとう折れて、どうせ寝れないだろうと思い彼女を慰めた。