じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240224

 少し手こずって、1時くらいに終わった。さっさと日記を書きたかったが、スマホよりパソコンの方が早いので迷った。結局スマホで書き上げた。

 相方がいない間にフリーレンを見た。見終わって雑務を終わらせて、休憩中はずっと案件を探していた。なかなかいい案件がないとも言えるし、自分の実力不足で応募するのを躊躇ってしまうものばかりであった。だがもし、最初の最初に受けた0.1円の5千文字も書かされた案件が、1文字1円だったとしたら、全くやる気は違っていたはずだ。まぁあれは自分の中のことを書く案件であったから、いくらでも書こうと思えば書ける。

 問題なのは、自分の中にない案件は書けないということだ。感想、レビュー。書きやすいものばかり受けようとするので、SEOや調べて書くもの、長期継続などの案件は1度も応募したことがない。それではいつまで立っても活路が開けない。

 全く持って未経験から始めて一ヶ月も立っていないのだから、いくら失敗したところで当然である。失敗をしない方がよっぽど問題だ。受けて後悔したのは今のところ単価が低かったことだけだ。

 結局2時間も探して応募したのは190円くらいの案件だった。自らの課題が浮き彫りになった。日記程度では、自分の自信をつけることができないとわかった。

 確か、昨日はあまり眠らなかったので、眠気が襲ってきた。5時頃から1時間くらい寝た。堂々と眠るので、朝食さんの視線が怖い。きっとよくは思われていないだろう。

 退勤をしてすぐにスターバックスに向かった。途中でアイスコーヒーをモバイルオーダーした。コンセントのある席に座ると外があまりにも眩しくて、ブラインドを閉めようと頑張ったが全然閉められない。スマホで調べて何とか閉めることができた。

 着席をしてパソコンを準備して、すぐに眠った。2時間ほど眠って、11時過ぎに起きた。寝る直前までSEOの勉強をしていた。大人になってからというもの、板書を書く事が無くなっていた。私が目次が好きなのは、黒板の文字をノートに写していたからかもしれない。これしか勉強をする方法が思いつかない。

 サイトの目次は、記事の見出しなので、記事の見出しだけをメモしながら、内容を勉強した。一時間くらいだったと思う。友人と会う約束をしていた。必ず遅れてくるので、多少遅れても良いと思っていたが、1時間前に30分遅くなると言っていた。まだスターバックスを出ていなかったので、続きをすこしだけ進めた後、家を出た。

 キッチンカーを進めるために、車を掃除した。30分丁度について、電話やメールを送っても返事がない。いつもの事なので、車の中で日記を書いていた。

 24分後、合計すると54分後に友人と合流した。遅れてきたことを悪びれないのもいつもの事だった。スターバックスで、ワンモアコーヒーを頼もうと思い、二杯目を注文した。三杯目を注文しようとしたら、eticketがなかった。調べると三杯目は通常料金らしかった。

 スターバックスでは、一杯だけ注文し、一瞬席に座った後

「飯食いに行かね?」

と言って、早々に店を後にした。

 昼食を決めるのは非常に難儀した。主に私の優柔不断によるものだが、いつも納得させるのは私自身だけでよいので、何かと小言の多い友人も納得させられる案を考えなければならなかった。

 選択肢は多岐に渡る。すき家、爆弾ハンバーグ、はま寿司、くるまやラーメン、最近できたラーメン屋など、考えながら車を走らせていた。目に映る店全てが選択肢に入る中、基本的に安い飯は食べないと決めていたので、高い飯となると、当然高すぎるのもお互いの、主に友人は納得しない。小さなパスタ屋を通りかかった時

「ここにするか!」

と冗談で言った時に、張り紙が張られていることに気が付いた。私が車を止めようとすると

「いや、その店やってるだろ」

と言う。小さな店なので、駐車して、来店客かと思われたくないからだ。

「張り紙が張ってあった。それを見たい」

そう言い、張り紙を見に行く。中は薄暗かったので営業はしていなさそうだった。

 張り紙には「2023年12月〇〇日をもって、閉店させていただきます」と書かれていた。少なくとも10年以上前から、ぽつりとそこに存在していた店が閉店してしまうとなると、哀愁を感じた。あまり入ろうという気が起きない店であった。テイクアウト専門の小さなパスタを販売する店だった。

 結局すき家に行くことになった。食への思想はたびたび変わる。最近までは何を食べてたか思い出すまでもないような、凡庸なものを食べて、浮いた金で別の事をするという思想であった。友人も賛同し、京都に行った時は三回くらい連続ですき家に行った気がする。

 そのすき家の店員は不愛想であった。低賃金で低価格、何度もすき家を嫌いになったが、キングが食べたくなって来店する。お冷を置いて早々に去ろうとする店員に

「キングをお願いします」

と言った。はい、という返事は自分に向けてではないようだった。

 その後友人が注文した牛丼特盛汁だくねぎだくが来た。たまねぎは白く、キングを注文した私にとっては由々しき問題であった。かたいたまねきが嫌いなので、あまり多いとご飯と同時に食べれない。

 友人や他の客が注文する方がかなり遅かったが、配膳は私が最後であった。牛丼のキングは1280円くらいであった。あまりやる気がなかったので、食べれないような気がすると終始口にしていたが、いつの間にやら眼前から無くなっていた。

 友人を大変に待たせてしまったので詫びた。特に気にしている様子はない。それもそうだ、私を50分以上待たせてもどうとも思わないやつなのだ。

 大変に重い体を動かし、やっとの思いで家の駐車場に車を止めた。これから、キッチンカーを少しでも進めなければならない。しかし、いざ進めようと思うと、体が拒否してしまう。友人も同じようであった。

 むなしく抵抗した後、軽く車の中を掃除して、カンセキに向かった。カンセキで、特に買いたいものはなかった。友人は、買っている魚の餌やら水のフィルターやらを買っていた。

 熱帯魚の値段を見るのが好きだった。ペットの中ではかなり安い方だ。金魚やメダカは100円以下で買える。彼らは常に餌を欲するし、生きたい時に生き、死にたい時に死んでいるように見える。

 私も十年以上前に金魚を飼っていたことがある。3匹だった金魚が二匹になっており、親に理由を尋ねると、水槽から飛び出してしまったからだという。

 水槽から飛び出した金魚はどのように死んでいったのだろうか。魚はえらで呼吸をするので、空気中では窒息死してしまう。死にたくて死んだわけではないはずだ。懸命にもがいたに違いない。日記に打ちながら、涙があふれてきそうになった。百円以下で飼えるペットのペットロストは私の心の遥か深い部分に傷をつけていった。軽々と、飼うことが出来ない。

 錦鯉が好きだ。その所以は庭の景観が一層よくなる(庭などないが)ことと、見栄を張ることが出来るからだ。人間を産む人間の気持ちなど、到底理解できそうもない。私の傷つきやすい性情によって、親や親族を敵視し、人間関係を構築できないのかもしれないと思った。うわべの関係は得意である。思えば人の幸せなど願ったこともない。私がどんなに人を怖れ慎重に振舞おうとも、それが良からぬ結果を生み出すのであれば、傍から見て薄情者である。近しい人間に不幸が起きようとも、予防線によって、しんに傷つくことはない。

 カンセキで腕時計を見ていた。カシオの電波時計の樹脂製の物を探した。大体どのラインナップの、どれが電波時計で樹脂製なのかを把握しているので、今更見たところで仕様が無いのだが、つい見てしまう。安い方のでは七千円くらい。高い方だとBaby-Gの一万二千円くらいだったと思う。私の買える値段帯ではこのくらいである。そもそもこれが欲しい理由が、温泉に付けて入りたいからであるので、あまり高い時計を着けるわけにもいかない。一番安い物の見た目が好みでないので、Baby-Gを買おうか迷っているが、今の時計でも時間を直さなければいけないこと以外は満足しているので、なかなか手を出せずにいる。

 少し早いうちに帰った。彼女が寝ている横で寝た。二時間後くらいに彼女が私を叩き起こして、何か言っていた。私が構わないから怒っているようだったが、今日は予定をちゃんと入れていたから言われる理由もないし、家を掃除すると言っていたのにしていないなどと理由を理路整然と並べていたら泣き出していた。言いながら、本当に子供のようだと思っていた。以前の喧嘩の際は、あまりにも、がっかりという感じで、酒癖に付き合わされるのはごめんなので、適当に言いなりになって一切の期待をしないで眠った。今は少しは期待をしているので理由を述べているが、この一抹の期待を幼稚さに裏切られるのはもう目に見えていて、現に私の睡眠を妨げるのを止めようとしない。私が何か喋ったり、行動を起こさなければいけない理由を作っている時点で迷惑なので、不貞腐れたり、構ってほしい振舞いをするのをやめて欲しかった。適当に怒った後、彼女の洗い物をさせてほめると、ようやく落ち着いた。

 掃除も、昼食選びも、答えなんてものは無い。結局何を食べたのか覚えていないし、どれだけ掃除したところで、しなかったところで、誰にも文句を言われない。だが日記を書くようになって、一日の繰り返しと言うのを少しずつ観測できるようになった。地の底まで落ちていた私の判断力、記憶力、知能が、加齢と逆行するように回復していって、一時の欲求の為に深く考えたり、掃除をするためなのに、手を動かさないでどう掃除するか、自分の欲求と折り合いが付くように考えたりすることがいかに無駄であるかを知ることが出来た。彼女は思惑通り、憤怒によって起きた私が構ってご機嫌であった。