じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240208

 koboを家に忘れてきてしまったので、日記を書いた後にやることがあまりない。

 日中はひたすら掃除をしながら、以前ゲオで安売りしていた時に買った、肩から掛けられるスマホスタンドで文豪ストレイドッグスの5期を見ていた。まず洗い物を片づけて、電子レンジの皿を洗おうと取り出したら底が赤褐色に変色していた。経年劣化かと思い拭き取ろうとしたら塗装がペリペリと剝がれてきた。これはいけないと思い、シンクの上に電子レンジを置いて、ワイヤーブラシでこすったり、爪楊枝で塗装を剝がしたりするのを繰り返した。掃除機で塗装の破片を吸い取り、雑巾で拭いた後にスプレーで塗装をしようと思い、ダイソーに行った。必要なものはスプレーだけだと分かっていても、つい全部の棚を見て回ってしまうのを止められない。私の悪癖であり、これが後になって生きてくることも多々あるのでやめるにやめられない。給水タンクの中を掃除する棒の付いているスポンジと、お線香と、冷蔵庫の中の温度を測るための温度計を買った。とりせんで、豆腐とカントリーマアムと卵と、ふと目に入った電子レンジで作れる安っぽいナポリタンとミートソースパスタを買った。

 帰宅をしている途中で彼女からメールが来た。今日は西京焼きが食べたいです。できれば。と書かれていたが、返信に困った。すぐに塗装をしたかったし、まだ本を読んだり昨日の日記を日中に書くというのを諦めきれなかったからだ。実際の所この通りホテルの休憩時間でまとめて書いている訳だが。

 寝室の部屋にある段ボールを、全てオリコンに変えようと意気込んで、50Lの物を5個買って、追加で10個買った。1個が1350円ほどなので、二万円ほど使ったことになる。それでも、今段ボールに入っているものを半分も収納できていないし、段ボールに入っていないもののことを考えると頭が痛くなってくる。最低でも後四万は使わなければいけないだろう。そもそも家に服や物が多すぎる。処分するのに金がかかる物が多い。これで次の家は一軒家に移ろうと思っているのが馬鹿馬鹿しく思えてくる。引っ越しの費用も賄えないし、今の車の車検が6月で、2年更新の契約も6月頃である。かなり緊迫した状況だ。金銭的に非常に困窮している。彼女に貸している20万と、いろいろあって友人からもらえる12万があれば、とりあえずどちらかは賄えるので自動車はローンでもっ組めばいいのだが、彼女からは100%返ってくる見込みはないし、12万もなかなか手元に来ない。彼女と同棲をしているが、これを機に実家に帰ってもらう他ないように思う。

 私がキッチンカーという夢を追うのを止めれば、解決するような気もするが、なにもかもがどうでもよくなってしまいそうで辞めるにやめられない。今でさえどうでも良いと思ってしまっているのに、私の目標を失いたくないという気持ちと、私が勘違いしている私らしさを、苦しみ悶えながら追い求めていくことへの疑問もある。どっちにしろ、いつまで経っても私の本当にすべきことについて手を付けられずに、「何者」の主人公程の評論家を装っているわけではなくとも、自分の出来ることを精一杯努力できずにいることは間違いない。今までもずっとそうだった。私が選択しなければいけない進学先も進路も、全て私の意思ではなく他人に任せていた。同級生が求人票を見比べている時、私は求人票を目に入れる事すらなかったのだ。面接だって落ちてしまえばいいと思っていた。私の幸福は、家庭や金銭で得られる物では到底なかった。当時で言えばTwitter、今で言えばkoboに入れた、賞を取った小説の寄せ集めやブログに2千文字の日記を書く事だけが生きがいだ。生きがいと言えば聞こえはいいが、何かをしたいという欲求はまだマシな方で、家から出たくないとか、誰とも話したくないとか、仕事をしたくないとか、毎日12時間寝ていたいとか、したくない事の方が多いのだ。それは中々明確になってこない。ふとその機会を失おうとするときに、心の底から拒絶するのを止められない。

 出来事を書かないのも勿体ないので書いておく。帰宅した後、すぐに電子レンジの底の塗装に取り掛かった。白色の百円のラッカースプレーで、マスキングテープで入念に囲った底の部分を塗装した。水たまりの様になってしまい、息を吹きかけると波打つように見えた。しばらく置いておいても、中々乾燥しきっているようには見えなかった。また食品を温められるようになるか不安な刺激臭があたりに立ち込めていた。

 寝室の掃除に取り掛かったのはその後だった。ゴミ屋敷ならぬ物屋敷である我が家を、16時頃までアニメを見ながら掃除したが、ひたすらに物と服とを仕分けして、掃除機をかけ、畳二畳分も掃除できたか怪しいといった具合であった。おそらく、アニメに熱中しすぎたのだろうが、掃除が終わる頃には体力が残っておらず、その旨をメールで伝えた。電子レンジは使えないことと、西京焼きが食べたいなら買ってきてと書いて送った。