じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240304

 先日のキッチンカーでホットサンドをいくらか食べたので、あまり腹が減っていなかった。しかし普段パンを食べないので、夕食と言うには物足りない。なので、彼女が作った夕食が、腹が一杯で食べれないということは、決してなかった。

 彼女が元々働いていたレストランからもらったカルビのソースでもやし料理を作ってくれた。連日もやしを食べているが飽きない。私が大量に買った豆腐は飽きてしまったが、彼女の方のもやし嗜好は長続きしている。米がないのは残念だったが豆腐があったので、もやしを食べた後の皿に木綿豆腐を入れて食べた。

 コーヒーを作った。また灰皿で線香を点てて遊ぶ。線香立ての灰の代わりに、コーヒー豆を使っている。いつも線香の燃え尽きるころに焦げ臭い匂いがして、もう既に炭化しているが黒く燃えた後が残っている。観察していると、線香が燃え尽きる前にコーヒー豆も燃えているようだった。

 ドリップポッドにお湯を沸かしながら、魚焼きグリルに、キャンドルを入れた。キャンドルは、ろうが溶けて芯が沈んでしまっていた。何度も試行錯誤をして、芯をちょうどいい所に持ってくると、線香の火がコーヒー豆に移って焚き火の臭いがした。キャンドルをグリルから出して、グリルに灰皿を入れる。

 もう既に、体中にバーベキューの後のような臭いがついていて、髪の毛に至っては、すすでもついているのではないかという感触がしていて臭かった。彼女も臭いというので、私としては溜めている日記を書かずに眠るわけにもいかず、どうしたものかと思案していた。

 さっき魚焼きグリルに入れた灰皿の様子を見に行くと、キッチンに煙が充満していた。これは流石に、コーヒーかすを線香立てにするわけにはいかないなと思った。上に、さっき飲んだ後の湿っているコーヒーかすを乗せて放置した。彼女に、コーヒーかすは線香立てに向いていないというと臭いから風呂に入ってと言った。

 日記を書こうという準備をして、何故か風呂に入った。理由はわからないが、それが私にとっても彼女にとっても良いことであるのは間違いがなかった。風呂から返ってくると、彼女は電気をつけたまま寝ていた。

 私は、電気をつけたまま眠るというのが愚かであると断言している。寝るなら電気を消して、起きるなら電気をつけて起きる。電気を消さない理由はただ1つ、今寝たくないという感情と、眠いという感情が混在して、眠るという選択をしたからである。その怠惰に体を預けているのだ。

 眠るというのは人間に必要不可欠な行動である。従って、後ろめたく感じることは何も無い。その日、何もしていないとしても、眠らない理由にはならない筈だ。眠りたいのなら、電気を消して寝れば良い。電気を消せないのは、起きている時間を疎かにした後、さらに睡眠を疎かにする愚行である。

 部屋の電気を消して、彼女を脇にどけて日記を書く。日記を書く前に、1度瞑想をした。私一人の時しかしなかった瞑想も、3年以上付き合っているとあまり恥ずかしくはなかった。それよりも、邪魔をされることの方が心配だ。彼女はぐっすり眠っている。

 いつもの瞑想とは毛色の違う、今日、この瞬間何をするべきか、どの時間に何をするべきかについての直感を得るために、心を研ぎ澄ませていた。10分ほどそれをして、一日の順序を整えた。日記を書いて、歯医者まで寝て、それからキッチンカーを完成させることにした。

 日記を書き終えて寝ようと思ったところで、クラウドワークスへの返信が今日までだったのを思い出した。たった500文字のレビューなのだが、ポイントサイトについての感想や調査なので、なかなか手が進まずに放置していたのだ。今しか書く時間がないので、書いているうちに彼女が起床する時間になった。昨日からずっと置き続けて書いていたのと、コーヒーで頭が痛い。彼女に、頭が痛くなるのになぜコーヒーを飲むのか聞かれたので、あまり言葉には出来ないけれど、例えるなら寝る時に電気をつけっぱにするのと同じ感じだと言った。

 彼女が家を出てから、ようやく書き終わり寝ることにした。時刻は8時を過ぎていたので、9時30分頃に起きることにした。頭痛が収まらず、何とか起床したが気が動転してホテルの服に着替えて歯医者に行った。寝ぼけすぎて、何をしていたのかわからないが、不審であったのは間違いない。

 歯医者の後に、そういえば床屋に行こうと思っていたのだったと床屋に向かう。頭痛のせいというのもあって気分が悪く、日記を書く暇がないことも影響して顔に出ていたらしく、帰り際に遅くなってしまい申し訳ございませんと謝られてしまった。

 ようやくキッチンカーを作ると意気込んだのが11時30分頃で、そこから車を掃除して、タンクを洗うところで、ホテルの服から着替えて作業着になった。何度か木に擦れて、破けそうな気がしたからである。

 いろいろ改良して、排水のホースを直したり、冷蔵庫の電源をつけたりしていたら15時になっていた。少し早めに保健所に向かい、二回も場所を間違えた。申請書の再申請をして、時間の5分前頃に入った。

 かなり緊張していたが、思ったより厳かな雰囲気ではなくて安心した。審査はタンク容量が18Lなので落ちた。そこを直せば通ると言われた。

 検査に落ちたのに、私の気分は爽快で、同時に憤って20Lタンクを探して、工面できそうなので安心して帰宅した。作業をしてから寝たかったが、夜勤もあるので睡眠をすることにした。