じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240306

 頭の中が日記とキッチンカーの事でいっぱいであった。やらなければいけないことが今にも爆発しそうなくらいに溜まっていた。実際に爆発して手に負えなくなっているのかもしれない。

 それから、先日始めたリマインダーを書くというのをしながら、ついに、一日を振り返る日記と、当日何をするかを書くスケジュール帳の両方を書くようになってしまったかと、既視感のある不安のような安心がずっしりと胸に落ち着いた。

 習慣が嫌いだったころに、習慣とはどういうものかを想像したが、それと同じものが私に根付いていく、その過程を観察しているような気分である。振り返り、予定を立てる。食器をその日のうちに洗う。段々と、私という人間の時間が固定されていくのを感じている。まだ始まったばかりだが。

 新人に教えている仕事は時間がかかる時は4時頃までかかるので、今日も3時には終わらないかもしれないと思っていた。しかしてきぱきと仕事をこなしていき、2時30分に終わらせてしまい、私を驚かせた。指示書を作るのは二回目の筈なのだがと感嘆していた。休憩に入ったのが2時46分、それから溜めていた日記を一気に書く。

 空腹が頭の片隅にあった。いつコンビニに行くかを考えるが、行かないべきかもしれない。断言するなら行かないべきだ。そういって、何とか行かないで済ませる。

 日記をようやっと書くことが出来て、休憩を自由に、日記を書いたり思考をしたりして過ごすことの素晴らしさを感じている。これからは、振り返りだけでなく、何をすべきか順序立てて行動しなければならない。戒めではなく仕事として、個人事業主としてである。

 私は弱い人間なので、どうしても一日の内に心を落ち着かせてしまう時間がある。落ち着いてなど居てはいけない。忙しなく、ためらわずに行動する。義を見てせざるは勇無きなり。意味は違うが、義務をこなす。その為に必要ない時間は徹底的に削っていく。これは戒めである。

 休憩が終わり、先日と違って仕事は残っていなかったので、仕方なく葉書を書いたり手帳を書いたりしていた。相方は、仕事の時間は仕事をする人間なので、それが正しいということぐらいは私にもわかる。問題は新人である。いつもの気の置ける相方であれば、たとえ休憩後に寝ていようと指摘したり、機嫌を悪くしたりはしない。持ちつ持たれつの関係であるからだ。案の定、温厚な今日の相方もあまり良い気分ではなさそうであった。あまり多弁な性格でないので予想ではあるが、仕事をしないとしても、勤務中に居眠りをしていい理由にはならないと憤っていたように思う。

 私の方はと言えば、意外にも睡魔はそこまで迫っておらず、新人の粗相によって幾ばくか私を覚醒させたのであった。

 私がメモを書いて、新人が居眠りをしていたら、電話をかけていいかと相方が言った。快諾して、三人が別々に仕事以外をしているという構図になった。おそらく私たちが仕事をしていないからであろう。

 時候を調べるためと、その真面目な相方の傍でさぼるのも気が引けるのでフロントでハガキや手帳を書いていた。しばらく経ってから、新人の方がフロントに来た。目が覚めているような顔で来たので、何か言われたのか、無言で促されたのか。相方の方は後ろで何か仕事をしている。

 朝食会場が開店したところで、フロントは三人になった。窮屈になって、相方がフロントと事務所の付近で佇んでいる。そこそこ長く勤務している私には、相方が眠いということを表情から察することが出来た。顔がやさしそうになると眠いという合図だ。眠気が80パーセントくらいになるとその表情になり、本人も眠いと言い始めるころである。案の定眠いと言って、お辞儀をして眠気をはらう動作をした。これも眠い時の癖である。

 居眠りをして快調の相方は、通常運転で仕事をし始めて、私の方はと言えば、帰宅した後の事ばかり考えていた。

 朝の引継ぎの頃に、1人のスタッフから電話がかかってきた。フロント歴10年以上の相方が引継ぎをする予定であったので、私と新人は立ち尽くして、物々しい雰囲気がフロントに漂っていたころに、ややあって予約の確認をするお客様が立ち寄ったおかげで電話が中断された。その後、そのお客様の会社から内容の食い違う電話を受けて、面倒なことに巻き込まれた。帰るのがいつもの20分くらい遅くなった。

 帰宅をして、やることをメモしてスケジュールを書いたが、何一つ守らずに眠り、7時間後に起きた。一瞬後悔したが、昨日頑張ったからという理由だけで納得することが出来た。風呂に入る気も起きずに、クラウドワークスからの案件の依頼を、寝ぼけて受けてしまった。結構怪しい案件で、五千円入金する必要があるので詐欺かもしれないが、詐欺なら詐欺でいいやと思っていた。

 彼女が帰宅して、私が以前やけくそで注文したジャンク品のキーボードが届いた。バッテリー内臓で元値85000円2017年製のそれがヤフオクで3300円になっていた。

 開封し、手元にあった予備のパソコンとともに充電をする。そもそもパソコンと接続できるかという問題はとりあえずセーフである。それから、パソコンのバッテリーの補助として機能するか、どれくらい残量があるかなどのテストをしたかったが、思えば何時間持つ前提で作られているのだろうと思い、調べてみるもなかなか出てこない。

 ポータブル電源を車から降ろして、家で充電しようと思ったらケーブルがなかった。相当探して何とか見つかり、彼女にお酢を買ってきてと言われたので買いに行く。終始ずっとバッテリーの持ち時間について調べていた。

 買い物ついでにガソリンを入れようと思い、ガソリンを入れる時はペットボトルを捨てに行くと決めていたので、ゴミ袋を持って向かう。お酢のついでにビアソーとチーズを買った。サンドイッチを作ろうと思ったからだ。

 結局帰宅するまで調べても、分からなかったので諦めた。日記を書こうと思ったらパソコンがないことに気付き、これはホテルに置いてきたなと合点して、バイトまでの時間をだらだらとして過ごした。

 コーヒーを四杯ほど飲んだにもかかわらず、眠気のようなだるさが体中に残っていた。鍵をキーボックスから出すときに、一つなかったので三人で探した。なければ退勤した後のスタッフに電話しなければならないからだ。結局ハウスキーパーの人の袋にあり、それをしまう係の人が、口うるさい人なので愚痴を言った。