じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240405

 幸い夜勤の仕事はすぐに終わり、溜まりに溜まった日記の事が頭をもたげた。それと、行政書士が社労士よりも難易度が低いと知り、挑戦してみたくなっていた。キッチンカー初出店の緊張が、現実逃避をさせていた。

 1時ごろに大方終わったところで、夕食のメニューを追加してほしいと言われていたのを思い出した。追加しに行き、ついでに休憩中に寝る準備をしてから戻った。携帯を堂々と弄るわけにも行かずに会社のPCでメールを見ていたら、ベネフィットステーションの案内のメールが来ていた。そういえば、今年の四月から全従業員がベネフィットの会員になったのだった。

 前の仕事で、三年間ベネフィットの会員だったが、あまりにも使い道がなかったので一度も使ったことがなかった。一か月前にベネフィットに入ることを知り、久し振りにベネフィットの特典について調べたが、誕生日に学生限定で貰える500円のクオカードが一番得で、私的に最も得だと思った特典は魚民の10%オフのクーポンである。要予約なので、使い勝手が悪い。

 スマホのアプリがあると知り、相方にそれを伝えてスマホを堂々と弄ることが出来た。アプリの評価が異常に低い。同じようなアプリが二つあり、片方は1.4、もう片方は1.1である。ほぼ1の評価がついているアプリを初めて見た。

 登録するのも面倒であった。会社のコード等を入力して、メールアドレスで認証してからでないといけないので時間を食った。パソコンで見る方が見やすいので、結局スマホは使わなかった。いくつか調べているうちに、Eラーニングが意外に充実していることに気付いた。社労士や行政書士だけでなく、FPや簿記にも最近は興味がある。特に簿記三級は、大人になって勉強を全くしていなかった肩慣らしに丁度いいのではないかと思い、彼女が簿記三級の勉強を始めたのにも影響されて、ついに取得しようという気になった。簿記三級について調べると、実地試験は2月と6月と11月で、今はネット試験というのがあり、いつでも受けられるということも知った。実地試験は商工会議所で行っているようだ。

 詳しく調べてみると、実地は運要素があるのに対して、ネット試験は9割例題で、資格取得ならネット試験の方が良いらしい。これを彼女に言うと彼女の勉強のモチベーションが下がるかもしれないと思い、彼女に、6月に試験があるから、それに合わせて一緒に勉強しようとラインをした。

 ベネフィットのEラーニングは簿記やFPはもちろん、社労士の例題もあり、今のところ興味はないがITパスポートや英語、漢検などの幅広い資格に対応しているようである。資格の勉強が出来るという点ではかなり優れているのではないかと思った。

 少し早めに大浴場の清掃に向かった。男子浴場にスカルプDの試供品があるのだが、ヘヤトニックとシャンプーの両方が減るのが早い。やはり男性は年を取ると薄毛が気になるのだろう。私もそうなるのだろうかと、交換しながら思うことがある。この日はあまり消費されていなかった。宿泊者がそもそも少ない。

 清掃が終わり、休憩に入って寝る準備をしたのだが、全く寝れる気がしなかった。一時間が簡単に過ぎてしまった。開店に際して必要なことが、いくつも残っていたからだ。何度思い浮かんでも、今は寝る時間だからと自分に言い聞かせていたのだが、お釣りの事を思い出して、流石に看過できず携帯のToDoリストに追加した。一つ400円の物を千円で買うと、お釣りに600円必要だ。500円玉がなかったら240枚の百円玉が必要になる。500円玉を40枚用意して、やっと100円が40枚で足りるようになる。想像したら恐ろしくなった。

 4時にご飯を炊くという仕事があるのだが、その直前のアラームで起床してご飯を炊く。最後の数十分だけ寝ることが出来た。いつもこのギリギリまで眠くないのに、起きた時は熟睡できそうなくらいに眠い。

 起床してから、両替をするチャンスを伺った。相方がトイレに行った隙に、五百円を10枚と、百円を20枚、一万円札と交換した。勘違いをして千円少なく取ってしまい、気づかれないようにレジから取った。

 その後、友人が作ってくれたメニューをA3のサイズのPDFに変換し、スマホに取り込んだ。PCとスマホのやり取りはホームページに添付して行った。残りの時間でスマホで日記を書いた。書き始めたのは5時40分頃からで、先の事を考えすぎて、到底日記など書けそうになかったが、5分間記憶を遡り、何とか書き出すことが出来た。

 3日の日記を書き終わる直前で、フロントに立つことになった。トイレで書き上げて、ギリギリ二千文字に足りないくらい書いて文字数を確認したら超えていた。

 手帳にも書く為に見返してから、フロントで手帳を書いた。まさかこの状況で日記を書けると思っていなかった。あまりに緊張していたので、書けるのは6日の土曜くらいだと思っていた。書き終えた後、段々とメニューを印刷したい気分になってきた。フロントのPCでログインしたり印刷の準備をしたりして、機会を伺い、お金を数えたタイミングで印刷しようとしたが危うく見られそうになったりしたが、何とか印刷することが出来た。これで途中でセブンのプリンターで時間を取られずに済む。

 早番さんの一人が夜勤専属になろうとしているという話を聞いた。夜勤専属が今二人いて、もう一人専属になるとすれば、夜勤は夜勤専属だけで回ることになる。

 引継が早く終わったのに、電話がかかってきて予約の取り消しをするのに時間を取られた。急いでセブンに行き、珈琲豆を買った。領収証を買い忘れ、買うついでに、500円玉を多くしてほしいと言ったら、対応こそ悪かったものの、両替に対応してくれた。言ってみるものだなと思った。

 パチンコ屋に向かい、出店の準備をする。段取りは全てメモ帳に書いた。声をかけて車を駐車し、早めに準備が終わり次第コーヒーを作って暇をつぶす。初めのうちは雨が降っていて、前に立てそうもなかったが、丁度10時頃に止んだので前に立って挨拶をしていた。あまりにもお客さんが来ないので、逆に済々するくらいである。40個準備したのだが、もしかしたら一個も売れないのではないかという勢いである。

 従業員の人が3個買ってくれた。12時ごろまでお客さんが来ないので、居眠りをしていたらお客さんに起こされた。最初のお客さんである。

 パチンコ屋で見た顔であった。話したことはなかったが、陽気なおじいさんであった。コーヒーを無料で作っていたので振舞った。包装が甘かったのか、服にバターがかなりこぼれてしまい申し訳なかった。

 二人目のお客さんも何度も見た顔である。コーヒーが無料だと言ったがいらないと言っていた。

 暇なときにコーヒーを作ったり、日記を書いたりしていた。14時24分。

 15時半頃に、シンクや調理器具を洗浄していると、一人のお客さんが買いに来た。このパチンコ屋で働いている時に、最も有名な人で、親の遺産でほぼ毎日4円パチンコを売っている人であった。敬語で話しかけられて驚いた。タメ口でしか普段は喋らないからだ。

 非常に物腰が低い。パチンコ屋の店員には横柄な態度をいつも取っているのだが。食べていった後に、美味しかったですと言いに来てくれた。中々憎めない性格である。

 16時になる前に締め終わり、中の人と少し話して帰った。帰宅して、その日に着る制服がなかったので洗濯機を回し、風呂に入り、乾燥機に持っていったタイミングで排水を捨てて掃除をした。

 昼寝を少ししたからか、そこまで眠くはなかった。彼女が帰ってきて、いくつ売れたのと聞かれたので6個と答えた。大赤字で現実味がない。ふて寝をして、次の日の掃除のことを考えていた。

 普通に出勤し、普通の業務をした。宿泊者数が少ないので楽な業務である。