じゅぬの手帳

日記。私しかわからない。あとお題。

20240412

 ドラッグストアで酒を買って、また掃除をしようと思っていた。帰宅をしてすぐ眠くなり、横になっていると彼女が風呂場から呼んできた。そういえば、彼女を洗う代わりに、掃除を頑張ってもらうという話をしていたのだった。

 眠くて横になりたかったが何とか堪えて、彼女の体を洗ってから寝た。12時間以上寝た。朝、彼女に起こされたことを覚えている。二日酔いで頭痛がひどい。手元に豆乳があったので飲んだ。喉が渇いているところに豆乳を飲むと、糖質が補給されるような感じがした。頭痛には効いていなかった。

 掃除をするつもりが、半日潰してしまった。酒は飲んでいる時だけでなく、その後の時間までも奪う。聡明な頭を最悪にして、得られるものは無い。

 何かしなければと思い、動画を見た。日本はなぜ植民地にならなかったのかとか、大人の学び直しTVというチャンネルの動画を見ていた。多くの動画を見てきたと思う。体系的でない知識は意味がないと聞いたことがあるが、確かにそうかもしれない。中田敦彦の動画でさえ断片的だというのに、この動画は一つの考察でしかない。洗練されていないような気がする。

 動画に一時間以上費やしてしまった。18時過ぎになってようやく、仕込みの準備を始めた。業務スーパーにあんこを買いに行き、その後パンを見にスーパーに行くと、ほとんど残っていなかった。今の時間はあまり量がないので、5袋用意できそうなところを思い浮かべた。業務スーパーなら確実にある。ただし一番安くて低品質だ。

 時間もなかったので業務スーパーに再度行き、安いパンを五袋買う。あまりの安さに驚いた。前回の半額である。

 帰宅して、そういえばバターを買ってこなかったなと思いながら、冷蔵庫を見ると二つあったので安心し、仕込みに取り掛かる。米津玄師の新しい曲を聴いていた。大音量で聴いていたので続けると聴力に支障が出そうだが、仕事をしているとは思えない程楽しい。これぞ自営業の醍醐味だという風に思った。

 彼女が横で卵かけご飯を作っていた。醤油は無いかと聞かれ、そこに少しだけ残しておいたというと、前に全部使いきったという。仕方ないから鍋の素を卵かけご飯に使うと言っていた。いちいちイヤホンを取って会話しなければならず、その度に手を洗う必要があるので苛立っていたが、表に出すともっと面倒なので普通を装っていた。

 卵かけご飯が滅茶苦茶うまいというので、仕方なく食べさせてもらうと確かにめちゃめちゃうまい。麺つゆよりもうまい。だが、油分が足りないのですこし物足りなさはある。油を足せば私の好みだが、足さない方が世間的には美味いと思う。

 前回は40個仕込むのに1時間はかかったが、今回は40分ほどで終わった。ラップの切り方がかなり上達した。家庭用の高いラップに鳴れているので、ダイソーの安いラップを切るのに初めはかなり苦戦した。

 そこからいろいろ準備をして、21時過ぎにようやくシャワーを浴びる。洗濯機に洗濯物を入れて、彼女に洗濯機を回して干してほしいと伝えた。また電気をつけたまま寝ていたので、寝るなら電気を消しなさいと言った。

 家を出る時になって、タンクに水を補充していないことを思い出した。もう戻る暇もないので、出勤前に家に立ち寄ることにした。かなりタイムロスだが仕方が無い。

 ホテルに車を止める時、前から夜勤の人が来るのが見えた。今日出勤だと思っていた人ではなかったので驚いた。驚いてシフトを確認すると、確かにその相方で、その後のシフトも勘違いをしていて新人と二人でのシフトであった。

 仕事を率先してしてくれる若い人が一人いて、その人と一緒かと思っていたので、少し落胆した。夜勤は三日間あり、その三日間とも日中の作業の後に出勤するのでかなりきつい。少しでも楽をしたかった。

 出勤して早々、遅番に嫌味を言われた。嫌味っぽい言い方をする人なので嫌味ではなかったかもしれない。私が上着を脱いだのを見て、裸だと言ったのだ。監査の人はフロントがジャケットを着ていないとそう読んだらしいが、それを広めた張本人の相方が言うには、本当は下着を着ていないのと一緒だと言っていたそうだ。

 そうならそうと弁解してほしいものだが、私の後ろで知らんぷりをしている。この日はシャワーを浴びた後で特に暑かった。何故か反抗というか、妙に納得してしまって、ジャケットを着なおした。傍から見たらセンチメンタルだったかもしれない。この変な納得を誰かに説明するのは難しい。

 その後、引継で、お客様の予約の詳細に、お客様の着付けをするために先生が入室すると書かれており、入室できないと伝える引継ぎが流れてきた。相方は、ツインの部屋なのでツインの料金を頂けばよいというと、嫌味な遅番の一人は、着付けの為に一人分の料金を払うとは思えないと言った。この人は意見の次に説明するときにかなり幼稚な判断をする気がする。だが、なぜかそれが突き詰めた時に浅はかな回答になってしまう。

 帰り際にも、私が豆乳を飲んでいることに言及してきた。答えに困ってありきたりな事しか言えなかったが、これは私が詮索した報復かも知れない。カルティエの腕時計をつけているとか、高いボールペンを使っているとか、そういう話を他の人にしたのが伝わったのかもしれない。

 その人が退勤してからもしばらくジャケットを着ていた。